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更新日:2017年7月20日

東京海洋大学と運河学習を行いました

平成29年7月13日(木曜)、東京海洋大学が港南中学校2年生を対象として、第3回運河学習を行いました。

芝浦港南地区総合支所では、運河の現状や問題を地元の港南中学校の生徒に広く知ってもらい、身近な環境に興味をもつ機会を東京海洋大学とともに作っています。

運河の現状を知る

第3回の運河学習では実際に芝浦西運河のカニ護岸へと足を運びました。

運河を見た第一印象は?

カニ護岸には、鉄炭団子を投入した池(B池)とそうでない池(A池)があります。

B池を見て、思ったよりきれいという感想を持つ生徒もいました。

しかし大部分の生徒は、どちらの池も、「水が濁っている」や「ゴミが浮いている」などのマイナスな感想を抱いていました。

そこで今回は、鉄炭団子で運河がきれいになっているのかを調べるため、水質や底質、生息する生物を調査しました。

 

第三回運河学習2.

干潮により潮溜まりができているカニ護岸

 

第三回運河学習1.

生徒は運河の現状を実際に見ました

調査の結果

水温やph(水が酸性かアルカリ性か)の値は、鉄炭団子が入っているかどうかに係らずほぼ同じでしたが、水の汚れ具合の指標であるCOD(化学的酸素要求量)には大きな差があり、鉄炭団子を投入している池(B池)はよりきれいであることがわかりました。

また、B池の底にヘドロは存在せず、貝殻なども混じった砂が広がっていることがわかりました。

一方でカゴを用いて生物を採取した際には、A池でも生物は見つかり、双方でモクズガニ1匹、クロベンケイガニ1匹、マハゼ4匹が見つかりました。

 

H290713_運河学習6.

水質調査

 

第三回運河学習5.

運河の底質を触って確かめる生徒

運河をより身近に感じる

鉄炭団子を投入すると実際に運河がきれいになることがわかり、生徒はより運河に関心を持ったようでした。

また、A池でも生物が見られたことから、鉄炭団子を投入し運河をきれいにすることで、より多くの生物が生息できる環境を作れるのではないかという声も上がりました。

次回の運河学習では、引き続きカニ護岸でのフィールドワークを通して、運河について深く学んでいきます。

今後のスケジュール

2年生のカニ護岸での運河学習の年間計画は次のとおりです。

  • 平成29年9月21日(木曜)
  • 平成29年11月16日(木曜)
  • 平成30年1月11日(木曜)

鉄炭団子とは

鉄炭団子は鉄と炭が一緒になった団子です。鉄と炭が密着した鉄炭団子を水中に入れると、鉄イオンが溶け出して水中に増えていきます。溶け出した鉄イオンは、赤潮やアオコの原因となるリンなどと化学反応し、有害プランクトンの発生を抑制します。また、鉄イオンは水中にある化学物質と結合し、それを水中生物がミネラルとして吸収していきます。これにより光合成を行う水中生物が増加・活性化することによって、水中の二酸化炭素を吸収し酸素を発生させる働きが活発になり、水質の改善だけでなく、空気環境の向上や温暖化防止にも効果が期待できます。

発案者(知的財産権保有者):無有産(むーぶ)研究所・杉本幹生氏

芝浦アイランドのカニ護岸と潮溜まり

芝浦アイランド西岸の夕凪橋から南側にかけての護岸(約200メートル)は、カニが生息できるように工夫された特殊なテラス型の護岸で、「カニ護岸」と称されています。普段は立ち入ることができませんが、カニ護岸には自然に近い形の特殊なパネルがはめ込まれており、大小さまざまなカニが棲み処にしています。また、潮の満ち引きに応じて運河の水が入るよう工夫された潮溜まり(タイドプール)が2箇所設けられており、運河に生息する生物の生息環境を観察できるようになっています。

 

 

 

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。 よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:芝浦港南地区総合支所協働推進課ベイエリア活性化推進担当

電話番号:03-6435-0481

ファックス番号:03-5445-4590