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更新日:2017年9月28日

東京海洋大学と運河学習を行いました

平成29年9月21日(木曜)、東京海洋大学が港南中学校2年生を対象として、第4回運河学習を行いました。

芝浦港南地区総合支所では、運河の現状や問題を地元の港南中学校の生徒に広く知ってもらい、身近な環境に興味をもつ機会を東京海洋大学とともに作っています。

運河の環境について

前回の第3回運河学習では、鉄炭団子を投入したB池は、何も手を加えていないA池と比べ水質や底質がきれいになっていることがわかりました。

そこで第4回運河学習では、どのような生物が生息しているかに着目し、考えていきました。

 

0921カニ護岸

潮が引いていました。

 

水質の観測結果

当日の生物の生息環境を知るために、水温、塩分、COD(化学的酸素要求量)、pH、DO(溶存酸素量)などを調べました。

鉄炭団子を投入したB池では、特にDOの値に改善が見られました。

このことから、B池は酸素が多く、様々な生物が住みやすい環境となっていることがわかりました。

 

水温等測定

水質を検査キットで調べます。

 

検査キット1

検査キット

生物調査

ドロメ等数種のハゼのほか、ボラ、エビなど、魚を中心に様々な生物が採取されました。

その中でも、運河の底に生息するハゼが特に多く採取されました。

また、ハゼは、体全体が運河の底の砂と同じ黒色であり、運河の底で生息しやすいひれを持つことがわかりました。

 

採集された魚運河学習第三回

ハゼが主に採取されました。

 

水質と生物調査の結果からわかったこと

鉄炭団子が運河の底に堆積するヘドロを分解する手助けをし、その結果酸素が多くなったことから、特に運河の底の環境が良くなりつつあるとわかりました。

 

運河の底には主にハゼが多く生息しており、外敵に見つかりにくいように体が黒く、また泳ぐよりも運河の底を歩くようにして行動しやすいひれを持つこともわかりました。

 

これらの結果、生徒からは、「運河の底では、鉄炭団子の効果が発揮されているとわかったので、今後は運河の水もよりきれいにしていきたい」という意見が聞かれました。

 

第三回運河学習討論

話し合いを行いました。

 

今後のスケジュール

2年生のカニ護岸での運河学習の年間計画は次のとおりです。

平成29年11月16日(木曜)

平成30年1月11日(木曜)

鉄炭団子とは

鉄炭団子は鉄と炭が一緒になった団子です。鉄と炭が密着した鉄炭団子を水中に入れると、鉄イオンが溶け出して水中に増えていきます。溶け出した鉄イオンは、赤潮やアオコの原因となるリンなどと化学反応し、有害プランクトンの発生を抑制します。また、鉄イオンは水中にある化学物質と結合し、それを水中生物がミネラルとして吸収していきます。これにより光合成を行う水中生物が増加・活性化することによって、水中の二酸化炭素を吸収し酸素を発生させる働きが活発になり、水質の改善だけでなく、空気環境の向上や温暖化防止にも効果が期待できます。

発案者(知的財産権保有者):無有産(むーぶ)研究所・杉本幹生氏

芝浦アイランドのカニ護岸と潮溜まり

芝浦アイランド西岸の夕凪橋から南側にかけての護岸(約200メートル)は、カニが生息できるように工夫された特殊なテラス型の護岸で、「カニ護岸」と称されています。普段は立ち入ることができませんが、カニ護岸には自然に近い形の特殊なパネルがはめ込まれており、大小さまざまなカニが棲み処にしています。また、潮の満ち引きに応じて運河の水が入るよう工夫された潮溜まり(タイドプール)が2箇所設けられており、運河に生息する生物の生息環境を観察できるようになっています。

 

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。 よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:芝浦港南地区総合支所協働推進課ベイエリア活性化推進担当

電話番号:03-6435-0481

ファックス番号:03-5445-4590