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令和2年11月27日(金曜)、東京海洋大学が港南中学校の2年生を対象として、第2回運河学習を行いました。
第1回運河学習では、十字モデルを用いて運河について学び、有機酸鉄団子を作成しました。
第2回運河学習においては、まず水質調査フィールドのカニ護岸A池、B池の水質を測定し、次に次回の効果検証に向け、生徒が作成した有機酸鉄団子を両池に投入します。
水質調査では、有機酸鉄団子を投入していないA池において、COD(化学的酸素要求量)は20-30mg/L(ppm)の数値が測定されました。一方で、事前に有機酸鉄団子を投入していたB池ではCODが5mg/L(ppm)と有機物が少なく、限りなく透明という結果を得ることができました。(※水道水は0mg/L(ppm))
最後に、A池とB池に同量の有機酸鉄団子を投入し、次回の第3回運河学習にて結果を検証する予定です。
校内で作成した有機酸鉄団子を持参し、
運河の水質調査から有機酸鉄団子投入まで行います。
COD(化学的酸素要求量)を測定しました。
事前に有機酸鉄団子を投入していたB池では、
5mg/L(ppm)との結果が得られました。
(水道水は0mg/L(ppm))
作成した有機酸鉄団子について説明がありました。
この後、手作りの有機酸鉄団子をカニ護岸へ投入します。
生徒を代表して2名が元気いっぱいに投入してくれました。
次回までに、どのくらい効果がでているか楽しみです。
有機酸鉄団子とは、二価鉄イオンと有機酸を融合させた団子です。ニ価鉄イオン単体よりも水中で拡散しやすくなり、浄化能力の持続性が期待できます。そのため、今年度は有機酸鉄団子の効果の検証を含め、運河学習に用いることとなりました。
発案者:東京海洋大学海洋政策文化学科 教授・佐々木剛氏
芝浦アイランド西岸の夕凪橋から南側にかけての護岸(約200メートル)は、カニが生息できるように工夫された特殊なテラス型の護岸で、「カニ護岸」と称されています。普段は立ち入ることができませんが、カニ護岸には自然に近い形の特殊なパネルがはめ込まれており、大小さまざまなカニが棲み処にしています。また、潮の満ち引きに応じて運河の水が入るよう工夫された潮溜まり(タイドプール)が2箇所設けられており、運河に生息する生息環境を観察できるようになっています。
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