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令和3年1月29日(金曜)、東京海洋大学が港南中学校の2年生を対象として、第3回運河学習を行いました。
第1回運河学習では、十字モデルを用いて運河について学び、有機酸鉄団子を作成しました。
第2回運河学習では、水質調査フィールドのカニ護岸A池、B池の水質を測定し、次回の効果検証に向け、生徒が作成した有機酸鉄団子を両池に投入しました。
第3回運河学習においては、前回の運河学習で有機酸鉄団子を投入した効果の検証を行いました。また、第1回に十字モデルを用いて導き出した自身の仮説と効果検証の結果のすり合わせを行いました。
前回測定を行った有機酸鉄団子を投入する前のA池では、COD(化学的酸素要求量)20-30mg/L(ppm)の数値が測定されました。有機酸鉄団子を投入後、CODが5-10mg/L(ppm)と有機物が減少し、浄化効果を得ることができました。(※水道水は0mg/L(ppm))
東京海洋大学の学生から水質調査のレクチャーを受けた後、
意見を交わしながら水質の分析を行いました。
COD(化学的酸素要求量)を測定しました。
前回の計測値は20-30mg/L(ppm)でしたが、
有機酸鉄団子投入後5-10mg/L(ppm)に減少し、
水質が浄化されたという結果を得ることができました。
有機酸鉄団子とは、二価鉄イオンと有機酸を融合させた団子です。ニ価鉄イオン単体よりも水中で拡散しやすくなり、浄化能力の持続性が期待できます。そのため、今年度は有機酸鉄団子の効果の検証を含め、運河学習に用いることとなりました。
発案者:東京海洋大学海洋政策文化学科 教授・佐々木剛氏
芝浦アイランド西岸の夕凪橋から南側にかけての護岸(約200メートル)は、カニが生息できるように工夫された特殊なテラス型の護岸で、「カニ護岸」と称されています。普段は立ち入ることができませんが、カニ護岸には自然に近い形の特殊なパネルがはめ込まれており、大小さまざまなカニが棲み処にしています。また、潮の満ち引きに応じて運河の水が入るよう工夫された潮溜まり(タイドプール)が2箇所設けられており、運河に生息する生息環境を観察できるようになっています。
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