現在のページ:トップページ > 芝浦港南地区総合支所 > 暮らしの情報 > 地域のできごと > 東京海洋大学と運河学習を行いました

ここから本文です。

更新日:2020年11月6日

東京海洋大学と運河学習を行いました

令和2年10月16日(金曜)、東京海洋大学が港南中学校の2年生を対象として、第1回運河学習を行いました。
今年度も、芝浦港南地区の貴重な地域資源である運河をテーマに、講義やフィールドワーク等の運河学習を実施します。(今年度は、新型コロナウイルス感染症対策により、実施規模・回数を縮小しています。)
第1回目となる今回は、海洋大学の生徒が講師役となり、4クラスに分かれた中学生に講義を行いました。クラス毎に進行方法も異なり、中学生も積極的に課題に取り組む姿が見受けられました。

講義

論理的に物事を考え、問題解決への取り組みをサポートする「十字モデル」を用いた課題解決型レポートを使用し、講義が行われました。
「1.現状理解 2.問題の背景を読み取る 3.仮説設定 4.仮説検証の方法 5.結果 6.考察 7.今後の展開」の7つで構成され、生徒一人ひとりが自ら考え、意見を交わし、運河の現状やこれからの運河学習の取り組みについて学びました。

有機酸鉄団子を用いた実験

今年度の運河学習では、「有機酸鉄団子」を作成し、運河学習を行います。中学生徒たちは、有機酸鉄団子の講義を聞き、その後、有機酸鉄団子とヘドロを用いた実験を行いました。
実験の前に仮説を立て、実験の後に仮説を実証する流れを学びました。
実験で使用するヘドロの臭いを嗅いだ中学生徒からは、「臭い!」という声が飛び交っていましたが、自分たちで作成した有機酸鉄団子によって臭いがなくなり、喜びの姿が見られました。

 

海洋大学学生

海洋大学の学生による講義の様子

鉄に有機酸を混ぜる

使い捨てカイロから摘出した鉄紛等に有機酸を混ぜ合わせます

 

 

 

有機酸鉄

有機酸鉄が出来上がりました

有機酸鉄団子を作成

製氷皿に有機酸鉄を入れ団子を作成します

 

 

有機酸鉄団子とは

有機酸鉄団子とは、二価鉄イオンと有機酸を融合させた団子です。二価鉄イオン単体よりも水中で拡散しやすくなり、浄化能力の持続性が期待できます。そのため、今年度は有機酸鉄団子の効果の検証を含め、運河学習に用いることとなりました。

 発案者:東京海洋大学海洋政策文化学科 教授・佐々木剛氏

芝浦アイランドのカニ護岸と潮溜まり

芝浦アイランド西岸の夕凪橋から南側にかけての護岸(約200メートル)は、カニが生息できるように工夫された特殊なテラス型の護岸で、「カニ護岸」と称されています。普段は立ち入ることができませんが、カニ護岸には自然に近い形の特殊なパネルがはめ込まれており、大小さまざまなカニが棲み処にしています。また、潮の満ち引きに応じて運河の水が入るよう工夫された潮溜まり(タイドプール)が2箇所設けられており、運河に生息する生物の生息環境を観察できるようになっています。

 

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:芝浦港南地区総合支所協働推進課ベイエリア活性化推進担当

電話番号:03-6435-0481(内線:3907)

ファックス番号:03-5445-4590