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更新日:2021年4月21日

高輪築堤跡の調査・保存方針の公表に対する港区長及び港区教育長のコメント

東日本旅客鉄道株式会社の開発区域において出土した高輪築堤跡について、同社が設置した「高輪築堤調査・保存等検討委員会」(委員長・谷川章雄早稲田大学人間科学学術院教授、港区文化財保護審議会委員)における検討結果を踏まえ、同社が品川開発プロジェクト(第I期)における高輪築堤の調査・保存についての方針を発表しました。

このことについて、武井雅昭 港区長、浦田幹男 港区教育長は、以下のとおり、コメントを発表します。

武井 雅昭 港区長コメント

高輪築堤跡は、国内初の鉄道開業時の歴史や技術を伝える貴重な遺構であり、その象徴的な部分である第七橋梁の橋台部を含む遺構を現地に保存するなどの方針が出たことで、高輪築堤跡を国民の宝として、新しいまちづくりの中で将来に向けて良い形で継承し、活用されることが期待できます。

賑わいのある魅力的な国際交流拠点として、この地域が発展することを期待し、区としても協力してまいります。

浦田 幹男 港区教育長コメント

高輪築堤跡は、わが国初の鉄道遺構として、世界史上も極めて重要な近代化遺産です。

第七橋梁の橋台部を含む約80メートルを含めた遺構や公園隣接部を現地に保存する方針が出たことは、港区教育委員会の要望にも一定程度沿うものです。

東日本旅客鉄道株式会社にとっては、旧新橋停車場跡等に象徴されるわが国の近代化を進めてきた鉄道事業に原点を有する事業者としての社会的責任を果たすため、開発計画の変更を伴う御判断をされたものです。

現地保存とした部分以外の遺構については、港区教育委員会として、東日本旅客鉄道株式会社の御協力をいただきながら、詳細かつ慎重な記録保存調査を行い、調査の成果を後世に残してまいります。

 

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