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更新日:2023年2月13日

地域の力と共に未来へ進む

最後に、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」の実現に向けた、今後の区政運営について申し上げます。

港区は、戦後40年の節目である昭和60年に平和都市宣言をし、区民と共に平和を願い、その尊さを発信し続けてきました。
約130か国に及ぶ外国籍の区民が暮らす港区には、国際交流と相互理解を推進し、平和の輪を広げていく使命があります。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、まもなく1年が経過します。区は、避難民の方々が少しでも安心して日本で生活を送れるように、区内全ての避難民の世帯を訪問し、悩みや相談ごとを丁寧に聴き取り、就学や就業、日本語学習などの支援に結び付けています。
平和は決して与えられるものではなく、国籍や世代を越え、共に創り上げるものです。港区平和都市宣言を礎に、世界の恒久平和を願うとともに、平和のために行動し、未来へと伝えてまいります。

これまで乗り越えてきた様々な逆境の中には、絶えず、港区が誇る人と人とのつながりが紡ぎだす地域の力がありました。

コロナ禍においては、個人や団体の垣根を越えて、医療従事者や困難な状況にある人への支援が数多く生まれ、「他者を思いやり、助け合う」という連帯感が強く、大きく育まれました。
地域コミュニティを支える町会・自治会、まちににぎわいを取り戻すために奮闘する商店会、区民の命と健康を最前線で守る多くの医療機関、幅広いネットワークと高度な知見を持つ企業、大学、NPOなどの民間団体、国際性豊かな大使館の数々は、港区を形づくるかけがえのない財産です。

地域における多様な力は、それぞれが結び付くことで相乗効果を生み出し、新たな価値の創出へとつながります。
地域の強い連帯感と、これまで築き上げてきた区と地域の信頼関係を基に、参画と協働の力を推進力として、区政の舵を取り、一層邁進していく決意です。

令和5年度は、区の未来へのロードマップである港区基本計画の見直しの年です。
現在、計画の見直しに向けて、「みなとタウンフォーラム」や各地区総合支所の区民参画組織において、熱心な議論が交わされています。
私は、区民の皆さんの港区への熱い思いをしっかりと受け止め、未来を切り拓く計画へと練り上げてまいります。

年頭に当たり、私は、本年の抱負を表す漢字として、「跳」という一文字を選びました。
区民の皆さんと港区の進むべき道を共に考え、希望に満ちた明るい未来に向けて跳躍するための、「今年こそ」、の1年としていく。そんな願いを込めました。

私は、いかなる困難であっても、港区の大きな財産である「地域の力」を結集し、乗り越え、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」を実現させてまいります。

区民の皆様、並びに区議会の皆様のご理解とご協力を、心からお願い申し上げます。
これをもちまして、私の所信とさせていただきます。

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