港区と全国をつなぐコーナー 第10回 福島県白河市

白河市は、福島県の南部中央にあり、自然豊かな「みちのくの玄関口」として知られています。港区とは平成30年3月、再生可能エネルギーの活用について協定を締結しました。4月からは、白河市の太陽光発電施設等で発電した電力を区内の公共施設で活用しています。地球温暖化を防止し、観光や産業等で相互の地域発展をめざして連携する取り組みです。
白河市は、慶応4年（1868年）に起きた戊辰戦争の中で、旧幕府軍と新政府軍による約100日間もの激戦が繰り広げられた「白河戦争」の地です。市民は先祖代々、今日に至るまで両軍の犠牲者を丁重に弔い、供養し続けてきました。今年は、白河戊辰150年の節目の年です。「甦る『仁』のこころ」と題して、さまざまな記念事業が行われます。7月14日に30年ぶりの両軍合同慰霊祭が執り行われる他、市内各地で有識者による講演会やシンポジウム、音楽ライブのイベント等が開催されます。
白河市では、独自の厳しい基準を満たしたおいしい産品を『白河ブランド』として認定しています。「安全・安心で高品質な白河ブランドの産品は、ふるさと納税の返礼品にも含まれていて、大変人気です」と白河市企画政策課の渡辺さん。「もう一つ力を入れている取り組みの、白河産コシヒカリはその味わいだけでなく、名産品の「白河だるま」をモチーフにしたパッケージでも人気を集めています」
また、ふるさと納税の寄付金は、東日本大震災で崩落した国指定史跡・小峰城の石垣修復や白河戊辰150周年記念事業、福祉事業への支援等に活用されています。
「白河市は、歴史と風土豊かなまちです。ぜひ一度、白河市にお越しください」と渡辺さんは話してくれました。