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更新日:2019年6月18日

港区と全国をつなぐコーナー 第17回 福岡県みやま市

重要無形民俗文化財「幸若舞(こうわかまい)」を国内で唯一伝存

福岡県の南部に位置するみやま市は、肥沃な土壌と豊富な水に恵まれた農業のまちです。土地利用の耕地比率は約4割にもおよび、一級河川・矢部川や支流の清らかな水をたたえる田園風景が広がります。セロリの日本三大産地の1つで、西日本では最も多く収穫しています。温暖な気候を生かした山川ミカンやナスの栽培も盛んで、西部の有明海では良質な海苔の養殖が行われています。

みやま市は国内で唯一、約700年の歴史を誇る「幸若舞(公式には大頭流幸若舞)」を今日(こんにち)まで伝存している地域です。「幸若舞」は国の重要無形民俗文化財に指定されていて、毎年1月20日五穀豊穣を願って、大江天満神社で奉納されます。

江戸時代から親しまれてきた長田鉱泉場は、日本有数の炭酸含有量を誇る天然の軟水が湧き出る観光名所です。「慢性的な消化器の疾病や便秘に効果があるといわれ、県外からも多くの人が訪れています。天然水の炭酸が飛ばないよう熱交換で温度管理している足湯も楽しめます」と、みやま市商工観光課の吉田直樹さん。

みやま市は、自治体新電力によるエネルギーの地産地消と、市民一人一人が生ごみを分別し、燃やさず液肥化することによる2つの資源循環の取り組みで知られています。平成30年3月には港区と「再生可能エネルギーの活用に関する協定」を結び、同市の新電力会社が福島県白河市の再生エネルギーを区の施設に供給する試みが始まりました。

九州の自然や風景を楽しむトレッキング「九州オルレ」のコースに、「みやま・清水山コース」が認定されており、そのコースをたどると室町時代の画僧・雪舟が作ったといわれる名勝・清水寺本坊庭園等四季折々の景観を楽しめます。吉田さんは「美しい自然やおいしい農産物もあり、ゆっくりと時間を過ごせます。心と体を癒しにぜひ、お越しください」と話してくださいました。

幸若舞

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