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国道1号で三田から東京タワーへと向かう途中の古川にかけられている赤羽橋。延宝3(1675)年、川を深くし 際に造られました。赤羽の語源は赤埴(あかはに)。埴とは粘土の意味で、付近で赤い粘土がとれたことからこの名前がつけらたといいます。
当時、橋の西側には久留米藩有馬氏の上屋敷が広がり、屋敷内には“江戸一”と称された火の見やぐらが立てられていました。橋の周りには芝浦で捕れた魚の朝市が並び、漁師たちが一寸(ちょっと)商いをすることから、「ちょろ河岸」とも呼ばれていたそうです。
幕末には歴史の舞台にも登場。新撰組結成のきっかけをつくった尊皇攘夷志士の清河八郎は赤羽橋辺りで暗殺されました。
現在の橋は昭和49(1974)年に造られたもの。たもとには、明治、大正期のものと思われる重厚な欄干(らんかん)が残されています。
古川にかかる現在の赤羽橋
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