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「こども基本法」って知ってる?

こどもきほんほうは、こどもたちが安心してたのしくせいかつできるようにするためのほうりつです。

このほうりつは、こどもたちのけんりをまもるためにつくられました。こどもたちがしあわせにすごせるように、大人たちがまもるべきルールがたくさん書かれています。

どんなことが書いてあるの?

こどもきほんほうには、こどもたちが安全にすごせるようにするためのルールや、こどもたちがじぶんのいけんを言えるようにするためのきまりが書かれています。

たとえば、つぎのようなことが書かれています。

  • いじめをなくすために
    学校でいじめがあったらどうするか、大人たちがどうやってたすけるかが書かれています。
  • 安全なあそびば
    こどもたちが安心してあそべるばしょをつくるためのルールがあります。
  • けんこうをまもる
    こどもたちがけんこうにすごせるように、びょういんやおいしゃさんのことも書かれています。
  • きょういくをうけるけんり
    こどもたちが学校でしっかりべんきょうできるようにするためのきまりがあります。
  • こどもたちのいけんを大切にする
    こどもたちがじぶんのいけんを言うことがとても大切だとされています。たとえば、学校でのじゅぎょうやあそびのじかんについて、こどもたちがどうおもっているかを聞くことが大切です。こどもたちのいけんを聞くことで、もっとたのしい学校せいかつがおくれるようになります。

なんのために「こどもきほんほう」はつくられたの?

すべてのこどもがしあわせなせいかつをおくることができる社会をめざして、そのだいじなかんがえかたをはっきりとさせ、国や都道府県、市区町村など社会ぜんたいでこどもにかんするとりくみ「こどもしさく」をすすめるためにつくられました。

これから国や都道府県、市区町村は、このこどもきほんほうのないようにそって、こどもやわかものにかんするとりくみをすすめていきます。

こどもたちが安心してくらせるように、みんなできょうりょくしていきます。

こどもしさくとは?

以下のような、こどもにかんするとりくみなどを「こどもしさく」といいます。

  • おとなになるまでの心や体のせいちょうをサポートすること
    たとえば、いばしょづくり、いじめたいさく など
  • こそだてをする人たちへのサポートをすること
    たとえば、はたらきながらこそだてしやすいかんきょうづくり、そうだんまどぐちのせっち など

そもそも「こども」って何さいまで?

こどもきほんほうでは、18さいや20さいといった「年れい」でひつようなサポートがなくならないよう、心と体のせいちょうのだんかいにある人を「こども」としています。

こどもや、わかもののみなさんのそれぞれのじょうきょうにおうじて、社会でしあわせにくらしていけるよう、ささえていきます。

こどもたちがせいちょうするかていでひつようなサポートをうけられるようにしています。

どうして大切なの?

こどもきほんほうは、こどもたちがしあわせにせいかつするためにとても大切です。このほうりつがあることで、こどもたちが安心して学校に行ったり、友だちとあそんだりすることができます。

また、こどもたちの声を大人たちにとどけることができるようになります。

こどもやわかもののいけんを聞きながら国や都道府県、市区町村はこどもしさくをすすめていきます。

こどもたちが安心してせいかつできるように、大人たちがきょうりょくしていきます。

どうやってこどもたちの声を届けるの?

たとえば、つぎのようなほうほうがあります。

  • インターネットをつかったアンケート
  • ぎょうせいのしょくいん(国やちほうのやくしょではたらく人)がちょくせつあっていけんをきくとりくみ
  • おとなのかいぎへのこどもやわかもののみなさんのさんか
  • こどもやわかものをたいしょうとしたパブリックコメント(国や都道府県、市区町村がいけんをぼしゅうすること)

こどもたちから聞いたいけんはどうなるの?

こどもたちから聞いたいけんを大事にして、こどもしさくをすすめます。たとえば、みんなから聞いたいけんをこどもにかんする国のとりくみを話しあう大事なかいぎにとどけたりしていきます。

そして、国や都道府県、市区町村は、しさくのもくてきをふまえ、みなさんのいけんがじつげんできるかどうかをかんがえながら、こどもしさくにとりくんでいきます。

こどもきほんほうをまもるために

こどもきほんほうをまもるためには、大人たちだけでなく、こどもたちもきょうりょくすることが大切です。

たとえば、友だちがこまっていたらたすけてあげることや、いじめを見たら先生にしらせることが大切です。みんなできょうりょくして、安心してたのしくすごせる社会をつくりましょう。

また、こどもしさくはこどもやおやだけのものではありません。すべての国民がこどものことをかんがえ、しさくにきょうりょくし、みんなで「こどもまんなか社会」のじつげんにとりくんでいくことがひつようです。

こどものみなさんはもちろん、たくさんの人にこのしさくをしってもらうことが大切です。

みんなできょうりょくして、こどもたちが安心してくらせる社会をつくりましょう。