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令和4年11月2日に開催された「みなとセーフティLab.」(テーマ「火山災害の知識と備え」)に、ご参加された皆さんから頂いたご質問について、各講師から回答が寄せられました。今後の参考となる資料等についても紹介されています。当日、参加されなかった方もご覧ください。
なお、お寄せ頂いたご質問については、各講師からの回答を分かりやく掲載するため、適宜、整理させていただきました。
回答者 | 質問 | 回答 |
野上教授 | 火山噴火に伴う社会インフラへの影響についてもっと詳しく知りたい。 | 火山噴火に止まらず災害リスクについてまとめているサイトがあります。 https://www.mlit.go.jp/river/bousai/library/pdf/kokudo.pdf ページは多いのですが、防災と減災についても理解が深まるのではないでしょうか。 |
野上教授 | 火山活動の観測に電波を使う例はあるか。 | データの通信手段として電波を使うことは普通にありますが、観測手法としてはないです。電磁気だとすると、それは全国的にいろんなところで測定されていますし、研究も進んでいます。 |
野上教授 | 火山噴火の発生に備え、首都圏以外の地域との疎開協定等は考えられるか。 | 個人的には各自治体が影響のない自治体と協定を結んでおくべきだと考えます。個人が自己判断で逃げてしまうと、もともとの自治体の職員の方々はその把握だけでもとてつもない労力がかかります。それと、コミュニティの崩壊を招かないためにも、締結すべきであると考えます。 |
石長講師、江﨑講師 | 火山災害に関する保険はあるか。 | 地震保険で「地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没または流失による建物や家財の損害」を補償しています。 |
石長講師、江﨑講師 | 火山灰利用の研究はどのくらい進んでいるのか。 | 古代から火山噴出物を利用した建材があります。現在においても火山灰をコンクリートに使用して、コンクリートの長寿化を図る研究がされています。また桜島のある鹿児島でも、様々な建材や一般向け商品への火山灰素材の利用や、農作の土壌などにおいて利用がされているようです。 |
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