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平成31年3月24日(日曜)、青山小学校で第39回共育(ともいく)スポーツプログラム「深澤美恵さんと楽しくテニス体験」を実施しました。
今回は、赤坂・青山地域に在住・在学の小学生、計6名が講座に参加しました。
講師には、2004年アテネパラリンピック、及び2008年北京パラリンピック出場選手の深澤美恵さんにお越しいただきました。また、サポートコーチとして、関東車いすテニス協会様と港区テニス連盟様にもご協力いただきました。
はじめに、深澤さんから一般的なテニスと車いすテニスの違いを教えていただきました。一般的なテニスとの違いはたった1つです。一般的なテニスの場合、ボールは1バウンドまでですが、車いすテニスでは2バウンドまで認められています。その他のルールやコートの広さ、ネットの高さ等は一般的なテニスと同じだと教えてくれました。
デモンストレーションでは、ラリーとサーブを見せてもらいました。車いすで動きながらボールを打ち返す動きはもちろん、ボールの速さにも子どもたちは驚いていました。
その後、3つのグループに分かれ、グループごとにラケットの正しい握り方やボールの打ち方、サーブの出し方等を学びました。講師が丁寧に教えてくださったので、初めてテニスを経験する子も上手にラケットにボールを当てることができました。また、車いすの乗車体験も行いました。初めての乗車だったため、座り方を覚えるにも一苦労でした。また、直進するのは簡単でも、車いすで方向転換するには左右のタイヤを反対に動かす等、左右で異なる動きをしなければならず、子どもたちは苦戦している様子でした。
テニスと車いすに慣れてきたところで、車いすに乗ってラリー体験を行いました。身体の動きが制限され、思うようにボールを返すことができず、子どもたちは苦労している様子でした。体験することで、車いすを動かしながらラケットでボールを返すことの大変さを実感するとともに、車いすに乗りながらテニスをしている深澤さんの凄さを改めて感じました。
最後に、深澤さんから子どもたちへ「辛い時や上手くいかない時も、目標に向かって努力し、諦めない気持ちを持ち続けるようにしてください」とのメッセージが送られました。また、深澤さんに過去の大会で取ったメダルを見せてもらいました。パラリンピック競技を身近に感じ、興味を持つきっかけとなる講座となりました。
地域の人材等を活用した子ども向けの「“驚き・感動・気づき”から“自ら考え、行動する。”」機会となる講座などを企画、実施し、子どもたちを地域ぐるみで見守り、育てる環境を整備する事業です。このスポーツイベントは、赤坂青山子ども中高生共育(ともいく)事業の一環として、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、トップアスリートと子どもたちが直接ふれあい、指導を受けることで、スポーツの楽しさを体験する機会を創出します。併せて、様々な種目を体験することにより、スポーツを通じて身体能力を高めるだけでなく、礼儀・挨拶などの社会性、マナーやフェアプレーの精神、コミュニケーション能力を育みます。
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所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課地区政策担当
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