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令和2年1月26日(日曜)、青南小学校で第45回共育(ともいく)スポーツプログラム「フットワークの大切さを学ぼう!浦哲雄さんと楽しくバドミントン体験!」を実施しました。
今回は、赤坂・青山地域に在住・在学の小学生、計24名が講座に参加しました。
講師には、日本障がい者バドミントン連盟のSU5クラス強化指定選手で日本オラクル株式会社所属の浦哲雄さんにお越しいただきました。浦さんは9歳の頃、農作業の手伝いをしていた際にコンバインに腕を巻き込まれ右腕を失いました。18歳からバドミントン競技を始め、現在はトップパラアスリートとして世界で活躍中です。また、サポート講師として、港区バドミントン連盟及び昨年9月に発足した港区総合型地域スポーツ・文化クラブ「スポーカル青山」にご協力いただきました。
はじめに、ラケットの正しい持ち方を指導してもらいました。初めてラケットを持つ参加者もいましたが、浦さんやサポート講師による親切で的確な指導により、振り抜きやすくしっかりシャトルをとらえられる持ち方を習得することができました。
その後、スマッシュ練習とサーブ練習を行いました。サーブ練習では片腕を失っていると仮定してサーブを打つ練習も行いました。浦さんは当初、ラケットを持った手の残りの指でシャトルを持ち、そこからシャトルを上げてサーブを行っていましたが、世界各国の強豪と対戦するなかで体力の差を感じ、少しでもラケットを持つ腕の負担を無くそうと、その強豪選手を真似してもう一方の肘の先端にシャトルを乗せ、そこからシャトルを上げてサーブを行う方法にしたそうです。子ども達も浦さんのように肘にシャトルを乗せてサーブを打ってみますが、なかなか上手くいきません。パラスポーツの難しさ、パラ選手特有の繊細な動きを体感できた貴重な体験となりました。
最後は、浦さんとのラリー対決を実施しました。時に強烈で、時に繊細な浦さんの自由自在なショットに翻弄される場面もありましたが、子どもたちは何とか食らいつき、ラリーができるようになりました。浦さんの華麗なショットに、子どもたちのみならず見学していた保護者も目を奪われていました。
講座終了後、浦さんから子どもたちへ東京2020大会に向けたメッセージが送られました。
「今年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開かれます。パラバドミントン競技は9月2日(水曜)から6日(日曜)の5日間の日程で行います。会場は赤坂・青山からも近い国立代々木競技場です。皆さん今日は思いっきりバドミントンを楽しんだと思います。是非実際に観戦して、熱気を体感してほしいです。」
バドミントンの基本的な知識や技術の習得だけではなく、パラスポーツにも興味・関心を抱き、身近に感じることができた講座となりました。
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正しいラケットの持ち方を教わりました | 浦さんがサーブの見本を見せてくれました |
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力強くスマッシュする練習 | 浦さんとのラリー対決 |
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浦さん、サポート講師と一緒に記念写真 | 講師の浦哲雄さん |
地域の人材等を活用した子ども向けの「“驚き・感動・気づき”から“自ら考え、行動する。”」機会となる講座などを企画、実施し、子どもたちを地域ぐるみで見守り、育てる環境を整備する事業です。このスポーツイベントは、赤坂青山子ども中高生共育(ともいく)事業の一環として、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、トップアスリートと子どもたちが直接ふれあい、指導を受けることで、スポーツの楽しさを体験する機会を創出します。併せて、様々な種目を体験することにより、スポーツを通じて身体能力を高めるだけでなく、礼儀・挨拶などの社会性、マナーやフェアプレーの精神、コミュニケーション能力を育みます。
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