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令和2年1月18日(土曜日)、赤坂小学校音楽室にて赤坂・青山子ども中高生共育事業文化講座「咸臨太鼓をかっこよく打とう!」を実施しました。
講座には、邦楽囃子福原流福原百之助派家元七代目の福原百之助さんと赤坂芸者衆の皆さんを講師にお招きし、小学生7名と保護者7名の計14名が参加しました。
咸臨太鼓は、かつて赤坂の地に住んでいた幕末の偉人・勝海舟が咸臨丸で出港する際に打ち鳴らされたとされる太鼓の演奏で、現在赤坂小学校に受け継がれているほか、赤坂芸者衆による「赤坂をどり」でも恒例の演目として取り上げられています。
講座のはじめに、赤坂芸者衆に現在練習している演目を披露していただきました。「咸臨太鼓!船が出るぞー!」の掛け声から始まり、一糸乱れぬばちさばきやパートごとの掛け合いが繰り広げられ、その迫力に子どもたちは圧倒されていました。
次に、楽器の紹介をしていただき、大太鼓、中太鼓、小太鼓、鉦(かね)のそれぞれ音の響き方や高低音の違いを確認していきました。
今回の講座は、赤坂芸者衆と同じ曲を1時間で習得するもので、福原先生のテンポよくそしてポイントをしっかりと押さえたご指導のもと、子どもたちは集中してあっという間にコツをつかんで、曲を覚えました。
テンポが早いところやばちの動きが複雑な部分は、ついていくのに必死でしたが、難しいところは先生と繰り返し練習しました。福原先生から「音を声に出しながら打つと覚えられます」というアドバイスをいただき、子どもたちは、「ドン・ドコ・ドン」と声を出して、リズムに合わせながら楽しそうに太鼓を打っていました。
最後の通しでは、子どもたちは先生からご指導いただいたポイントを思い出しながら、堂々と力強く打つことを意識していき、迫力のあるかっこいい演奏となりました。
普段触れる機会の少ない咸臨太鼓を元気いっぱいに打ち、赤坂の文化を学ぶとともに、赤坂芸者衆の皆さんと直接交流することができ、子どもたちも保護者も大変満足した様子でした。
地域の人材等を活用した子ども向けの「“驚き・感動・気づき”から“自ら考え、行動する。”」機会となる講座などを企画、実施し、子どもたちを地域ぐるみで見守り、育てる環境を整備する事業です。
最初に,赤坂芸者衆による演奏を披露していただきました
福原先生から的確なご指導をいただきました
声を出しながら、リズムに合わせて楽しく練習していました
元気いっぱいに太鼓を打ち、充実した講座となりました
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所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課地区政策担当
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