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11月3日(日・祝)、港区立青山中学校で、港区総合防災訓練(赤坂会場)を実施しました。
当日は60団体、1,060名の方にご参加いただきました。
今年度は「反復と新体験~災害時に役立つ行動を身につけよう!」をテーマに、「応急給水栓ブース」、「マイコンメーター操作体験」、「災害時の新しい調理法ブース」、「新聞紙スリッパづくり体験」などのコーナーを新たに設け、災害時のライフラインの復旧の仕方や身近にあるもので災害時の怪我を防ぐ方法などを学ぶことができ、参加者は興味深そうに各コーナーを体験していました。
また、「子どもコーナー」では、今年度新たに「放水体験」とエレベーターとエスカレーターの乗り方を学ぶ「紙芝居」を実施しました。大勢の子どもたちや子ども連れの家族の姿が多く、大変賑わっていました。子どもコーナーの中ではスタンプラリーも実施し、多くの子どもたちが楽しみながら災害時に必要な知識を学んでいました。
仮設トイレ組立訓練、マンホールトイレ組立訓練及び照明・発電機操作訓練コーナーでは、赤坂地区防災ネットワーク、青山地区防災協議会(※1)に所属している赤坂・青山地域の町会員が先導し、防災資機材の仕組みや使い方を参加者に説明し、実演しました。台風15号、19号の被害状況を受け、参加者もこれまで以上に防災資機材への関心を示している様子でした。
赤坂・青山会議(※2)コーナーでは、赤坂・青山会議参画企業から提供された防災備蓄食料(アルファ米、乾パン)を配布しました。これまで備蓄食料を食べたことがなかった人も、その味を試し、備蓄するきっかけとなりました。
訓練終了後、赤坂会場恒例となったバケツリレーを実施しました。2つのチームに分かれて、「アヒルちゃんを救い出せ!」をテーマに、空のバケツの中に入ったアヒルのおもちゃが外に出るよう、バケツに水を入れて、アヒルが外に出る早さを競いました。非常時には正確かつ迅速に行動することとチームワーク、共助に対する意識が大切であることが、バケツリレーを通して実感されました。
訓練の最後には、赤坂消防団第二分団による放水演技が行われました。機敏な動きと、迅速で的確な放水演技に参加者の目は釘づけで、最後には大きな歓声が起こりました。
多くの人が集まり、様々な体験や訓練をすることで、非常時を想定した備えと自助・共助に対する意識が高まる有意義な訓練となりました。
(※1)赤坂地区防災ネットワーク・青山地区防災協議会
地域防災協議会は、防災住民組織(町会・自治会等)、地域の事業者等を構成員とし、災害時の防災活動及び平常時における防災情報の交換等の防災対策の確立を目的として結成された団体で、主に防災に関する情報の収集及び情報の交換、避難所の自主運営訓練等を行っています。赤坂・青山地域には、「赤坂地区防災ネットワーク」、「青山地区防災協議会」が設置されています。
(※2)赤坂・青山会議
地元企業や教育機関等のネットワーク化を図り、総合的な協働関係を構築していく会議体です。平成18年発足以降、防災、環境美化、防犯など社会貢献活動全般に関する取組情報を幅広く共有し、発信する会議を開催してきました。現在は、参画企業間のネットワーク化を図るための情報共有の場とするとともに、地域の課題について検討し、改善に向けて取り組むことを目的として活動しています。
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災害用伝言ダイヤル | 放水体験(子どもコーナー) | 転倒家具下敷き救出・搬送訓練 |
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マンホールトイレ組立訓練 | 新聞紙スリッパづくり | 夜型防災訓練 |
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バケツリレー | 放水演技 | 炊出し・配給訓練 |
〈順不同〉
お問い合わせ
所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課協働推進係
電話番号:03-5413-7272
ファックス番号:03-5413-2019