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平成31年1月19日(土曜)麻布区民協働スペースにおいて、港区麻布町会・自治会連合会主催の「地域防災力向上のための交流会」が開催され、麻布地区内の町会・自治会や麻布地域外の方も含め54名が参加しました。
当日は以下のとおり、港区麻布町会・自治会連合会の清原会長のあいさつの後、第1部では「避難所開設ワークショップ」を行い、第2部では講演「避難所の設営から運営まで~公平と公正とは、防災訓練の現状と課題~」を実施しました。
なお、本交流会は「平成30年度東京都地域の底力発展事業助成」対象事業として実施されました。
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清原港区麻布町会・自治会連合会会長
避難所運営マニュアル
マニュアル解説の様子
"「東京HUG」で学ぶ避難所運営"
第1部では、一般社団法人地域防災支援協会代表理事の三平 洵氏による避難所ワークショップを実施しました。
前段では、参加者を8人程度のグループごと分け、避難者の受入れを避難所運営委員の立場で疑似体験しました。講師が続々と訪れる避難者を読み上げていく中、過去の震災時、実際にあった避難所運営中に起きた問題や災害時要配慮者も併せて出題するため、参加者は対応に追われます。最後に、対応に追われる中で感じた点や避難所で起こり得る問題について、各グループから発表し、気づきの共有を行いました。グループごとに避難所のレイアウトが違う結果が出るなど、開設や運営に関わる可能性の高い町会・自治会員の皆様は、「実際にどのように動くべきか」を真剣に検討する機会になりました。
後段では、熊本地震では、災害発生直後に建物の倒壊等で命を落とされた災害で直接亡くなられた方が50名であったのに対し、その後の避難生活期で命を落とされた災害関連死の方は200名を超えているという背景を踏まえ、「災害関連死」への対応を学びました。経口補水液を作って飲んだり、マスクの正しい取り扱い方法を実演しました。
会場は熱気で包まれ、地域住民が自ら指揮をとり、運営をしなくてはならない避難所において、直面する様々なトラブルを解決するための想像力を養うワークショップとなりました。
"「避難所の設営から運営まで~公平と公正とは、防災訓練の現状と課題~」"
第2部では一般社団法人地域防災支援協会事務局長の野呂順正氏に講演会が実施されました。1.大震災における避難所の事例 2.円滑な避難所立ち上げの意義 3.避難所開設の基本的手順 4.防災訓練の概観 についてお話しがあり、日頃の備えが自分たちを守るために重要だということをあらためて認識できた内容でした。
お問い合わせ
所属課室:麻布地区総合支所協働推進課協働推進係
電話番号:03-5114-8802