ここから本文です。
麻布清掃協力会が平成28年10月27日(木曜)に清掃リサイクル施設等の見学を行う、「施設見学会」を実施しました。
当日は晴天に恵まれ、42名の会員が参加しました。
今年度は、港区の港南にある港清掃工場と港資源化センターを見学しました。
工場見学の前に、会議室で施設についての説明やDVDの視聴を行いました。
港清掃工場は、23区内の一般家庭や事業所等から発生する一般廃棄物の中間処理を行う施設です。
また、焼却熱を利用して発生させた蒸気でタービン発電機を稼働し、それによって発電した電気を工場内で使用したり電気事業者に売却したりしています。
ごみを燃やすことで衛生的なごみ処理を図るとともに、燃やす際に発生する熱や灰を再資源化する工場の仕組みについて学びました。
産業廃棄物を埋め立て処分する前に、分別・減容・無害化・安定化などの処理をすることです。
工場内にある蒸気タービン発電機や中央制御室の様子等を見学しました。
写真は回収されたごみを一時的に貯留するごみバンカを見学している様子です。
焼却炉の入り口であるごみホッパーに自動的に投入する、ごみクレーンもごみバンカ内に設置してあります。
ごみクレーンは一掴みでおよそ3トンのごみを掴むことができるほど大きな機材でした。
工場見学の前に、会議室で施設についての説明やDVDの視聴を行いました。
港資源化センターでは、資源プラスチック・びん・かん・ペットボトルの中間処理を行っています。
資源プラスチックは、不適物を取り除き運びやすいように圧縮梱包した後、再生工場に運ばれ化学原料等にリサイクルされます。
資源プラスチックはリサイクルすることでスーツや作業服などの素材にも利用することができ、資源プラスチックが多くの物に活用されていることを学びました。
プラスチック製容器包装(ペットボトルのラベル、弁当の容器などプラマークの表示があるプラスチック)と、製品プラスチック(CDケース、プラスチック製のおもちゃなど)を合わせた名称のことです。
工場でびんや缶がどのような工程で処理されているか機械の様子を見学しました。
また、同施設内で家具のリサイクル展も行われており、右の写真がその様子です。
状態が良い家具をこのようにリサイクルすることで、粗大ごみの削減と資源の有効活用となることを学びました。
清掃協力会は、昭和30年代に、「清掃法」(廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行をうけ1971年に廃止)の精神と第6条第3項の住民協力規定に基づき、清掃思想の普及と清掃事業の円滑な推進のために、都清掃局が各清掃事務所を通じて働きかけ、区民の協力を得て結成された組織です。
麻布清掃協力会は昭和37年に設立され、環境イベントへの参加など、精力的に活動しています。
お問い合わせ
所属課室:麻布地区総合支所協働推進課協働推進係
電話番号:03-5114-8802(内線:3822)