現在のページ:トップページ > 芝浦港南地区総合支所 > 暮らしの情報 > 地域のできごと > 「アサリによる環境学習」を開催しました
ここから本文です。
平成29年9月9日(土曜)、お台場海浜公園で「アサリによる環境学習」を開催しました。
当日はアサリの経過観察のほか、クラムマットの作成を行いました。
7月まで大きく育っていたアサリですが、当日は個体数の減少が確認されました。
その原因は海中の酸素が少なく死亡個体が生じたことや、アサリが次世代の子どもを産んだのち寿命が尽きたことが考えられます。
今年の夏は曇天の日が多かったことから、植物プランクトンの光合成があまり活発ではなく、海中の酸素が少なかった可能性があります。
酸素不足が原因で、アサリにとっては住みづらい環境になってしまったのかもしれません。
しかし小さなアサリの稚貝も見られており、着実に次の世代のアサリが根付き始めていることもわかりました。
アサリを探しています。
アサリの稚貝がいました。
アサリによる環境学習は、海辺つくり研究会の森田さんによる授業から始まりました。
クラムマットとは、ネットの中にセラミックでできたペレットを封入したものです。このセラミックペレットはアサリの稚貝が着床しやすい材質であることがわかっています。
こうしたことを子どもたちは学び、ときには来場したほかの大人に説明している姿も見受けられました。
森田さんによる授業
授業の次は、アサリの赤ちゃんのベッドになるクラムマットを、実際に子どもたちの力を借りながら作成しました。
当日は約30人の子どもが参加し、競うようにペレットをネットの中へと入れていました。
クラムマット作成中
小さい子どもも頑張っています。
もう少しで完成です。
全体の様子
クラムマット作成後は、波打ち際へとクラムマットを移動し、設置を行いました。
新しいアサリの赤ちゃんが住み着き、次の夏にまた大きな姿を見せてくれることと思います。
完成したクラムマット
海の中に設置
区は、「泳げる海お台場」の実現に向けて、多くの人たちがお台場の海への理解を深め、環境保全への関心を高めてもらうための様々な取組を進めています。
今後は、11月11日(土曜)に新たなクラムマットの設置や経過観察を行う予定です。
お問い合わせ
所属課室:芝浦港南地区総合支所協働推進課ベイエリア活性化推進担当
電話番号:03-6435-0481
ファックス番号:03-5445-4590