ここから本文です。
区は、オープンデータの取組を一層浸透させ、オープンデータの利用の推進を図るため、港区オープンデータアプリコンテストを区として初めて開催しました。
作品の募集期間は、平成28年11月11日(金曜日)から平成28年12月12日(月曜日)まで。年齢や住所要件を問わず、幅広く作品を募集しました。
選考委員会は計6名で構成し、委員長は、地域社会及び学術研究の発展に寄与することを目的として平成26年5月に区と連携協定を交わした港区高輪に所在する東海大学の、情報通信学部経営システム工学科の水野浩孝教授にお引き受けいただきました。
同じく選考委員会の委員は、オープンデータの利活用を推進するための実績、経験等を備えた人材であるとして内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室から任命された8名(平成29年1月時点。東京都のWebサイトより引用(外部サイトへリンク))のうちのお1人でいらっしゃる、港区六本木に所在する研究機関である国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(外部サイトへリンク)の庄司昌彦准教授にお引受けいただきました。
区内外にお住まいの大学生や社会人の皆さんからご応募いただいた作品総数は34点。選考は一次選考として書類選考、二次選考として応募者ご本人によるプレゼンテーション選考を行い、厳正な選考により、受賞作品5点を決定しました。
表彰式では、受賞された5名の皆さんを港区役所にお招きし、港区長及び協賛事業者である、さわやか信用金庫様から賞状と副賞を授与し、受賞された5名の皆さんからそれぞれ、作品などに関する1分スピーチをお聞かせいただきました。
写真、前列左から、特別賞(さわやか信用金庫賞)を受賞された若藤様、優秀賞を受賞された橋本様、最優秀賞を受賞された大鹿様、武井雅昭港区長、優秀賞を受賞された片山様、優秀賞を受賞された小和田様。
後列左から、さわやか信用金庫の深谷コンサルティングセンター長、さわやか信用金庫の布施常勤理事、さわやか信用金庫の篠理事長、港区オープンデータアプリコンテスト選考委員の国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの庄司准教授、港区総務部長。
賞状授与の様子。
写真中央左側は、最優秀賞を受賞された特定非営利活動法人アフォールの大鹿様。右側は武井雅昭港区長。
みんなで育てる半径500メートルの子育て みなと園のことマップ
特定非営利活動法人アフォール
大鹿桃子様
マップ上で保育園を探せるだけでなく、園の概要や先輩パパママの声を収集。地域みんなで一緒に子育て支援。
アプリ(こちらからも作品をご覧いただけます)(外部サイトへリンク)
子育て世代のニーズを的確に捉え、誰でも利用できる内容。今後の区が公開するオープンデータにも役立つ。
ボーちゃんをさがせ
Happy Artifact Lab
橋本裕様
AR(拡張現実)で表示される架空の鳥を追いかけ、避難所の場所を子供と一緒に遊びながら学べるアプリです。
区のオープンデータ推進の参考となり、オープンデータへの区民の関心を高める効果が期待できる。
港区MYチケット・アプリ
片山ヒロユキ様
行政サービスをより身近に。行政サービスやイベントへの参加手続きをスマホ一つで管理。
アイデア
子育て世代の区民ニーズを作品化したアイデアである。
「もしも」は「いつも」のアプリから~平時から、使いやすい、地域でつながる~防災アプリアイデア
減災インフォ
小和田香様
防災情報やAED配置場所、町会エリア等の地域情報など、平時から使えるアプリを目指します。
アイデア(こちらからも作品をご覧いただけます)(外部サイトへリンク)
町会情報との組み合わせが面白く、平時から使える提案内容。区のオープンデータ公開の参考になる。
特別賞(さわやか信用金庫賞)は、特に個性的でオリジナリティあふれる魅力ある作品が選ばれました。
MINATO-KU Forecast ANALYSIS
若藤美貴夫様
地区ごとの人口統計や施設配置等を可視化。現状だけでなく未来の予測も可視化し区の未来を描くアプリ。
アプリ
実現性・発展性が高く、区のオープンデータ推進にプラスの効果が期待できる。
平成29年2月22日(水曜日)午前11時10分から午前11時40分
港区役所本庁舎4階庁議室(港区芝公園一丁目5番25号)
武井雅昭港区長は、表彰式で次のように挨拶を述べました(写真中央)。
「区がオープンデータを公開することをきっかけに、それを大勢の方に、より利用していただいて、区民の皆さんの日常の生活の役に立てていただいたり、あるいは課題解決のために色々な形で活用していただけることができると思っています。行政の力や知恵だけでは、なかなかなし得ない、あるいは思いつかないこともたくさんあります。この取組を皮切りに、区に寄せられましたオープンデータのニーズを踏まえ、より一層オープンデータの取組を推進し、区民のサービス向上、また区民生活の利便性向上に取り組んでまいります。そして、これを契機として、皆さん方からも様々なご意見、ご提言を頂戴できれば、さらに港区のオープンデータ化への取組、またその利用の促進に役立てていけると思っております。」
庄司准教授(写真、右から2人目)は、「オープンデータの取組は、行政の透明性を高めるとか、官民協働で色々な課題を解決していこうとか、あるいは新しいビジネスを生み出していこうというような目的で実施されています。いずれも住民参加ということです。住民、企業、行政がコミュニケーションをするということにとても意義があります。」と、挨拶を述べられました。
港区オープンデータアプリコンテストは、港区政70周年の1つの取組として、港区主催、さわやか信用金庫協賛によって開催しました。
写真中央は、さわやか信用金庫の篠理事長
公共データを機械判読に適したデータ形式で、かつ二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータのことをいいます。
港区では、長期展望に立って区が取り組むべき目標や課題などの実現の道筋を示した「港区基本計画(平成27年度~平成32年度)」に、「オープンデータの活用」を計上し、港区におけるオープンデータの取組の方向性を示したガイドラインを平成27年度に定め、データの公開に取り組んでいます。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
所属課室:総務部情報政策課デジタル推進担当
電話番号:03-3578-2855
ファックス番号:03-3578-2069