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令和2年第1回港区議会定例会の開会にあたり、私の所信の一端を申し上げ、区民の皆様と区議会の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。
本年7月、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会がいよいよ開催されます。
56年前の昭和39年10月10日、秋晴れの空に描かれた五輪のマークを見たときの感動は今でも忘れられません。
戦後復興を遂げた日本、そして今、世界都市となった東京。伝統と新しさが溶け込み、住み、働き、学ぶ人々が活躍し、多彩な光を放ちながら未来へと向かうまち、港区。
私は、この港区を「区民の誰もが誇りに思えるまち」にするため、全力で区政の舵をとってまいりました。
今、港区のまちの姿は大きく変化しています。
令和元年9月、区の人口は、26万人を超えました。令和9年1月には、30万人を超える見込みです。
本年3月にはJR「高輪ゲートウェイ駅」が、6月には東京メトロ「虎ノ門ヒルズ駅」が開業されます。
空と海の玄関口である浜松町・竹芝地域は、再開発により新たなまちづくりが進み、人、情報、ビジネスがつながる魅力的なまちへと発展します。
東京2020大会を目前に控え、区内は躍動感にあふれ、活況に満ちています。
「令和」へと時代は変わり、変化の激しい舞台の主役はこのまちに関わるすべての人たちです。
港区には宝物がいっぱいあります。
熱心に地域活動に取り組む人たち、暮らしを支え良い品質の商品やサービスを提供するお店の数々、伝統産業から先端技術を駆使した製品を世に送り出す企業群、高い水準の教育・学術研究機関、福祉、教育、文化芸術など多岐にわたる分野で力を発揮するNPOなどの民間団体は、すべて港区の宝物です。
地域ならではの強みを、区民生活の質の向上に生かしていくことこそ行政の大きな役割です。
私は、区民、商店、企業、各種団体、ボランティアなどの地域の宝が、いきいきと活躍できる環境づくりに全力で取り組んでまいります。
それではここで、区民の誰もが誇りに思える港区を実現するための取組について、順次申し上げます。
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