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更新日:2022年2月16日

未来を切り拓く区政運営を今こそ

最後に、「未来へ続く、笑顔あふれる洗練された港区」の実現に向けた、区の基本姿勢について申し上げます。

企業が集積する立地と豊かな住環境が共存する港区には、職住近接という人を惹きつける強みがあります。
一方で、テレワークやオンライン会議などの急速な浸透によって、人々が住む場所に求める価値観も多様化しており、区を取り巻く環境も変化しています。
誰もがまちの魅力を実感し、住みたい、住み続けたいと思える、「選ばれる都市」として港区が輝き続けるために、私は、これからの時代を捉えた港区ならではの強みを一層伸ばしてまいります。

コロナ禍にあって、私は改めて、「人と人とのつながりは、かけがえのないものだ」ということを強く感じています。
区役所・支所改革を実行して以来、区民と共に育んできた多様な地域コミュニティが、相互につながり合い、支え合う、まさに、これからの都心にあるべき地域自治が形として現れています。

地域の活動も中止せざるを得ない状況が続く中、昨年秋、「子どもたちに、少しでも楽しい時間を過ごしてほしい」という想いから、町会や商店会が中心となって準備を進め、保護者や地元企業の協力も加わり、子ども祭りが実現しました。出店同士の間隔を空けたり、リヤカーで神輿を引いたりと、努力とアイデアが詰まったお祭りと、そこに集う人たちの笑顔を見て、私は、地域コミュニティの底力を実感しました。

長期にわたる新型コロナウイルスとの闘いの中で、企業や団体からは、入手困難であったマスクや消毒液をはじめ、ワクチン移送車両の無償貸与など、多くの温かい支援が区に寄せられました。
「コロナ禍で困っている人たちの力になりたい。私たちが今できることをやるだけです。」
これは、障害者就労支援施設の販路拡大を支援するため、オフィスへの出張販売会を開催していただいた企業の方からの言葉です。
こうした想いが共有され、地域の新たなつながりを生み、感染症対応の最前線に立つ医療従事者への支援や、子ども食堂への食材の提供など、個々の企業や団体の垣根を越えた支援と連携の輪が広がりました。

港区は、町会・自治会、商店会をはじめとした地域団体、企業、医療機関、大学など、地域を支えている皆さんの参画を得て、協働の取組を発展させてきました。
私は、地域との強い結び付きを基盤に、企業や全国各地域との多様な連携の力を統合することで、大きな推進力を生み出し、区民の皆さんが誇りに思える「未来へ続く、笑顔あふれる洗練された港区」を実現し、希望に満ちた明るい未来を切り拓く決意です。

区民の皆様、並びに区議会の皆様のご理解とご協力を、心からお願い申し上げます。
これをもちまして、私の所信とさせていただきます。

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