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更新日:2023年2月13日

はじめに

いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区へ

発言に先立ちまして、今月6日に発生した、トルコ南東部を震源とする地震により亡くなられた方々に対し、港区民を代表してご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。

令和5年第1回港区議会定例会の開会にあたり、私の所信の一端を申し上げ、区民の皆様と区議会の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。

一歩ずつ、そして力強く、まちは歩みを進めています。

昨年、4年ぶりにみなと区民まつりを開催することができました。
みなと区民まつりは、「区民が主体的に取り組む手づくりのまつり」です。開催に向けては、万全の新型コロナウイルス感染症対策を行い、安全に安心して楽しんでいただく「まつり」となるよう、区民の皆さんと共に、準備を進めてきました。

迎えた当日。マスク越しであっても、多くの区民の皆さんの笑顔を見て、人と人とのつながり、まちの元気が、区政の源だと、私は確信しました。

港区の歴史を紐解くと、その中心はいつも「人」でした。
江戸時代には、多くの武士や町人たちが暮らし、風格漂う大名屋敷や情緒あふれる町屋が立ち並んでいました。区役所の目の前に広がる増上寺は、徳川家康により将軍家の菩提寺とされ、隆盛を極めました。海岸沿いの本芝や金杉には、漁師や魚問屋に魚を求める客が行き交い、赤坂氷川神社の祭礼では、氷川山車を一目見ようと内外からたくさんの見物客でにぎわうなど、港区は江戸でも特徴のある一面を持っていました。

今年、生誕200年を迎える勝海舟も港区にゆかりのある著名人の一人です。区内にあった薩摩藩邸で江戸開城の会談を行った海舟は、何度も港区に住居を構え、亡くなるまで暮らしていました。港区は、政治や経済、文化で功績を挙げた多くの英傑たちが活躍した舞台であり、愛着を抱いた場所でもありました。

昨年、鉄道開業150年を迎えましたが、明治時代には、日本初の鉄道が品川停車場で仮開業した後、新橋を始発駅とし、横浜まで正式に開通しました。当時の新橋停車場は、駅舎に加えて車庫や外国人官舎などが設けられ、交通や物流の一大拠点として文明開化の象徴となり、日本の近代化を支えました。まさに港区は、歴史と共に歩んできたまちであり、その時々の役割を全うしながら、港区ならではの発展を続けてきました。

時代が移り変わった現在でも、大切に培われてきたまちの風土は、港区の宝物として脈々と受け継がれています。芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦港南の5地区は、それぞれが個性ある街並みを織り成し、港区は、住み、働き、訪れる人々が多く集まる、他に類を見ない日本有数の都市へと進化を続けています。

今年は、関東大震災から100年になります。当時の芝区では、家屋の倒壊や大規模火災により住民の約半数がり災するなど、区内も甚大な被害を受けました。
現在、コロナとの闘いは、感染症の分類を見直す方針が示されるなど、感染対策を前提に社会経済活動を加速させる段階に入っています。
先人たちがたゆまぬ努力によって未曽有の震災から復興を成し遂げたように、私が先頭に立ち、区民の皆さんと共にコロナ禍を乗り越え、力強く前進していきます。そして、日本、ひいては世界をけん引する、「いまも未来も 輝き続ける唯一無二の港区」を実現し、新たな時代を築いてまいります。

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