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一ッ木赤坂といわれた元の集落は、永田町交差点のあたりにありました。江戸城の拡張によって“見附門”が設置されることとなり、赤坂見附交差点の西側に代地が与えられました。
このとき、赤坂下の最も古い町を意味する“元”を冠につけたことで元赤坂となりました。「ここが元々の赤坂!」と標榜したかったのでしょう。
明治5年(1872)、元赤坂町、赤坂伝馬町、赤坂裏伝馬町などが合併して赤坂裏となり、6年後赤坂区に所属。後に赤坂表、赤坂裏、四谷仲町などの一部を編入、昭和22年(1947)年に港区に所属しました。「住居表示に関する法律」により、赤坂表町、赤坂伝馬町、元赤坂町、赤坂青山権田原町、赤坂表町、赤坂青山六軒町などをあわせた地域が「元赤坂」となりました。現在は、その大部分が赤坂御用地になっています。
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