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更新日:2019年6月18日

港区と全国をつなぐコーナー 第16回 和歌山県日高(ひだか)郡みなべ町

国内シェア3割を占める「日本一の梅の里」

紀伊半島の南西部、和歌山県のほぼ中央に位置するみなべ町は、温暖な気候で太平洋に面した自然豊かな町です。総面積の68パーセントを林野が占め、南部川流域の丘陵や山間地帯、低地といった表情豊かな地形に加え、南北に紀伊水道を望む海岸線等、風光明媚な景観を誇っています。

みなべ町の名産品といえば梅。江戸時代の初めに生産が始まり、現在も国内シェア3割を占める「日本一の梅の里」です。梅の生育に必要な水はけの良い土壌、斜面の崩落を防ぐ役割のある薪炭林(しんたんりん)では、ニホンミツバチの媒介による梅の栽培が行われています。こうした地域の天然資源を活用した伝統的な農法は平成27(2015)年12月、世界農業遺産に認定されました。

みなべ町では昭和48(1973)年から役場内に「うめ課」を設置し、梅商品の販路や消費拡大に取り組んでいます。同課の田中一朗課長は「毎年2月ごろになると町中に梅の花の香りが漂います」と話してくださいました。果肉が厚くて柔らかい「南高梅(なんこううめ)」は最高級の地域ブランド品として知られ、シンガポールやニューヨーク等海外の都市でも注目されています。

港区では平成28(2016)年から、災害用として、みなべ町産の梅干しを備蓄しています。これを機に両地域の交流が深まり、区内で行われる物産展等にみなべ町も出展することになりました。12月15日にはプラタナス公園で行われる「第7回全国連携マルシェin芝浦」にも出展する予定です。みなべ町は、物産展を通じて地域や名産品の魅力を伝えています。
「みなべ町では、平成31年2月2日から3月3日まで、『一目百万、香り十里』と称される南部(みなべ)梅林が開園します。紀州備長炭の産地で海の幸も豊富で、国内有数のアカウミガメの産卵地としても知られています。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか」と田中課長は話してくださいました。

果肉が厚くて柔らかい「南高梅」

南部梅林

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