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更新日:2019年6月18日

港区と全国をつなぐコーナー 第20回 北海道宗谷(そうや)郡猿払(さるふつ)村

ホタテの漁獲量日本一、大自然に囲まれた猿払村

北海道宗谷地方の北部に位置する猿払村は、大自然に囲まれた漁業と酪農が盛んな村です。湿原を穏やかに流れる猿払川等の河川には日本最大の淡水魚のイトウが生息し、オホーツク海に面している村の東部には2月から3月にかけて流氷が接岸します。

名産は日本一の漁獲量を誇るホタテです。ニシンの不漁や炭鉱の閉山等で地域経済が衰退していた昭和46年に、猿払村は10年計画でホタテの稚貝放流事業に取り組みました。海を畑にたとえて4区画に分け、稚貝を放流してから4年後の水揚げに至るまで、資源を保全しながら管理した結果、安定的に年間4万トン近く水揚げできるようになりました。ホタテは、冷凍貝柱や干し貝柱に加工され、ヨーロッパ等にも輸出されています。50年以上かけて育んだ地域の人々の取り組みが、現在の豊かな村へと発展させました。

猿払村には、人口の約2.8倍に当たる7000頭以上の乳牛が飼育されています。ホタテの風味がある貝柱の形をした「ホタコロ」は、人気のご当地チーズです。こうしたホタテの名産品は、毎年10月に開催される「みなと区民まつり」の北海道宗谷町村会ブースで味わえます。

猿払村は春から秋にかけて観光シーズンを迎えます。牧草地の真ん中を一直線に走り抜ける約8キロの「エサヌカ線」は絶景のツーリングスポットです。人気の「さるふつ公園」は、道の駅やゴルフ場、キャンプ場、地元の食材を使った料理を提供するホテルやレストランを備えた施設です。毎年7月に開催される「さるふつ観光まつり」では、ホタテの即売会や花火大会等が行われ、道内外から約1万人が来場します。

猿払村総務課の河口さんは「プリプリした生の天然ホタテをぜひ、猿払村で味わっていただきたいです。夜には満天の星空が皆さんをお迎えします」と話してくださいました。

ホタテ漁

エサヌカ線

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