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更新日:2016年3月30日

芝公園発見!歴史とロマン04 尾崎紅葉と金色夜叉

東京タワーの裏手の雑木林。渓流と滝が美しい紅葉谷(もみじだに)は昭和59(1984)年に造られた人工の渓谷です。この付近は江戸の頃から紅葉山として親しまれていた場所で、芝中門前町(現•芝大門)生まれの小説家尾崎紅葉は、そのペンネームをこの地から取りました。
明治14(1881)年、紅葉山に和風の高級料亭「紅葉館」が開業します。ごく一部の上流階級だけの会員制で、政財界の集まりや外国人接待などに使われていました。江戸の大奥を思わせる豪華な着物で飾った女性たちの接待が人気だったと伝えられています。
紅葉館は文壇サロンとしての役割も果たし、明治30年頃には尾崎紅葉も常連の一人になっていました。尾崎の代表作「金色夜又」といえば、お宮(おみや)を恋人の貫一(かんいち)が足げにするシーンで有名ですが、実はこれ、童話作家の厳谷小波(いわや・さざなみ)と紅葉館の女中「お須磨」(おすま)の色恋ざたをめぐり、尾崎が紅葉館の廊下でお須磨を足げにした体験を下敷きにしたものと伝えられています。
熱海の海岸ではなく、芝公園が本当の舞台だった...少し不思議な感じです。

紅葉谷を流れる滝

紅葉谷は誰でも自由に散策できます

  • この情報は、平成20年(2008年)11月1日号の広報みなとに掲載されました。現在と異なる場合がありますので、ご了承ください。

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