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119番について調べよう

119番通報すると、どこにつながり、どのように連絡がいくのだろうか。

119番通報をすると、千代田区にある災害救急情報センターにつながり、消防しょや関係するところにも連絡がいきます。様々な人たちがお互いに協力して取り組んでいます。

災害救急情報センターの方の話

消防や救急の仕事は、早く現場に行くことが大切です。災害救急情報センターは、119番の電話を受けると、現場の近くにいる消防自動車や救急車を出動させます。けいさつしょ、ガス会社、電力会社、病院など、関係するところにも連絡をします。大きな火事のときには、ほかの区の消防しょに出勤するよう指令して、みんなで協力して消火するようにしています。

119番の電話から消防自動車がとうちゃくするまで

出勤するまで(約1分)

早く出動するために、どんなくふうや努力をしているのだろう。

夜中に火事が起きたらどうするのだろう。

ゆうきさんたちは、勤務について消防士の方に話を聞いてみました。

消防しょにあるポンプ車・はしご車・救助車
  

ポンプ車は、消火せんや防火水そうの水をくみ上げる役割があるんだね。

さまざまな消防車があるのは、理由があるのかな。

火事がないとき、消防士のみなさんは、どんな仕事をしていろのだろう。

 

消防しょでは、「交代制(消火や救助の仕事)」と「毎日勤務(火事を防ぐための仕事)」など、はたらき方が2つあるんだね。」

 

 

 

 

 


朝の引きつぎ


出勤に備える消防自動車と消防士


救助の訓練

消防自動車や道具の点検をしたり、救助の訓練をしたりしているんだね。

消防士の人は、どのような思いや考えではたらいているのかな。

芝消防しょの方の話

119番を受けたときに、1分以内にそうびを整え、消防自動車に乗りこむことを目標にしています。できるだけ早く火事の現場にかけつけ、確実に消火できるよう、消防士は、ふだんから引きつぎや点検、訓練をしています。防火服、マスク(防火・防煙)、ボンベなど、火事の現場と同じそうびをして、はしごをのぼったり、ホースをのばして放水訓練をしたり、真けんに取り組んでいます。自分たちが使う道具は毎日数回点検しています。消火活動は、きけんなこともありますが、みなさんの命や財産を守る仕事にほこりをもっています。

消防しょには、早く、安全に、確実に消火するためのくふうがたくさんあるんだね。

わたしたちの学校やまちには、どのような消防施設があるのだろう。

火事からわたしたちを守るための消防施設や地域の活動には、どのようなものがあるのだろう。

学校の中には、どのような消防施設があるのでしょうか。

  

  

まちの中には、どのような消防施設があるのだろう。

 

 

 

 

 


地下消化せん


防火水そう


送水口


消防団の倉庫


避難場所を示した看板


避難場所になる公園(芝公園)

火事からまちを守るためにだれがどのような活動をしているのだろう。

 
消火訓練


消防団倉庫器具点検


消防団の1日(例)

消防団の方の話

火事、台風、地しんなどがおきたときは、消防しょから団長へ無線で指令が入ります。消防しょの人たちと協力して、消火や救助の活動をします。年に1回ポンプの操作など訓練の成果を大会で競っています。器具の点検や訓練はとても大切で、月に2回以上行っています。「何もない時こそ災害に備えて訓練、準備をしておこう」を合い言葉に、ほこりをもって取り組んでいます。

消防団の人は、地域のために消防署と協力して消火活動をしているんだね。

消防団員の一日は、とてもいそがしいんだね。大変なのに、なぜ消防団の活動をしているのだろう。

学習したことをまとめよう

消防しょの人たちをはじめ、病院やけいさつ、ガス会社いのちざいさんなどの人たちが協力して、私たちの命や財産を守ってくれているんだね。

消防団の人たちも、自分たちのまちは自分たちで守ろうと、消防しょの人たちと協力してくれているんだね。

学習問題

火事からわたしたちのくらしを守るために、だれがどのような働きをしているのでしょうか。

答え

わたしたちのくらしを守るために、消防しょと関係する機関と地域の人たちがお互いに協力しながら、火事を防いだり、防火についてよびかけたりしています。

火事から自分たちのくらしを守るためにどのようなことができるか、学習でわかったことや考えたことを作品にまとめよう。

火事を起こさないように、また起きないように呼びかけたいので、ポスターを作りました。


防火ポスター平成30年度防火ポスターコンクール
日本消防協会最優秀作品

消防しょを見学して分かったことを新聞にまとめました。


令和3年度 高輪台小学校児童作品

わたしたちにできること

自分たちのまちを、自分たちで守るためにどうしたらよいのだろう。

  • 花火をする時は、火事にならないように、燃えかすを入れる水の入ったバケツを用意しよう。
  • 火を使う時は、大人の人がいる時にしよう。火のそばをはなれないようにしよう。
  • 消防団(子ども消防団)の活動に参加してみよう。
  • 訓練があるときは、すすんで参加しよう。
  • けいほう器をつけるように呼びかけよう。
  • 家の周りに燃えやすい物をおかないようにしよう。