2　前項の公募は、使用しようとする住宅駐車場が設置されている住宅の使用許可を受けている者(以下「当該住宅使用者」という。)を対象とし、その方法及び手続は、区規則で定める。

2　区長は、必要があると認めるときは、前項の資格を有しない者を使用者とすることができる。

2　前項の規定による申込みは、一住戸一駐車区画限りとする。

3　区長は、住宅駐車場の使用の申込みをした者を前条の資格の審査対象者(以下「審査対象者」という。)として決定する。

4　前項の場合において、住宅駐車場の使用の申込みをした者の数が、使用させるべき駐車区画数を超える場合は、公開の抽選により、審査対象者及び補欠者とその登録順位を決定する。

5　前各項に定めるもののほか、住宅駐車場に空きが生じた場合において、当該住宅駐車場を使用しようとする当該住宅使用者は、区規則で定めるところにより区長に申し込まなければならない。

2　前項の規定により優遇措置を受けようとする者は、区長に申請しなければならない。

2　区長は、審査対象者が第六条に規定する資格を有しないと認めるとき、又は審査対象者若しくは使用予定者から辞退の申出があったときは、第七条第四項の補欠者を、その登録順位に従い審査対象者として決定する。

2　区長は、前項の手続を完了した者に対し、住宅駐車場の使用を許可する。

2　区長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、使用料を変更することができる。

2　使用料は、その月分の使用料を毎月末日までに納付しなければならない。

3　住宅駐車場の使用許可の日又は駐車場の返還若しくは明渡しをした日の属する月における使用期間が一月に満たないときの使用料の額は、日割計算による。

2　前項に規定する使用料の減免の額及び期間は、区長が実情を考慮して定める。

3　第一項に規定する使用料の徴収の猶予の期間は、六月以内で区長が認める期間とする。

4　第一項の規定により使用料の減免又は徴収の猶予を受けようとするときは、区長に申請しなければならない。

5　敷金の減免又は徴収猶予については、前各項の規定を準用する。

2　前項に規定する敷金は、住宅駐車場の返還又は明渡しの際、これを還付する。ただし、未納の使用料又は賠償金があるときは、敷金のうちからこれを控除する。

3　前項ただし書の場合において、敷金の額が未納の使用料又は賠償金を償うに足りないときは、使用者は、直ちにその不足額を納付しなければならない。

4　敷金には、利子を付けないものとする。

5　区長は、第一項の規定により徴収した敷金の運用に係る利益金がある場合においては、当該利益金を駐車場の整備等に要する費用に充てる等使用者の共同の利便のために使用するよう努めるものとする。

2　使用者は、次の各号のいずれかに該当する場合は、区長に届出をしなければならない。

2　前項の規定により明渡しの請求を受けた者は、同項に規定する期日までに当該住宅駐車場を明け渡さなければならない。この場合において、使用者は、損害賠償その他の請求をすることができない。

1　この条例は、平成十年四月一日から施行する。

2　この条例の施行の際、現に住宅駐車場の使用許可を受けている者は、この条例の規定により使用許可を受けた者とみなす。

この条例は、区規則で定める日から施行する。

(施行期日)

1　この条例は、平成十五年五月一日から施行する。

(使用許可等の特例)

2　この条例の施行日の前日において、都営高輪二丁目アパート駐車場の使用の権利を有している者については、この条例による改正後の港区住宅駐車場の管理に関する条例の規定にかかわらず、シティハイツ車町駐車場の使用を許可することができる。

3　前項の場合において、区長は、駐車場の使用を許可する者から使用開始時の三月分の使用料に相当する金額の敷金を徴収するものとする。

この条例は、区規則で定める日から施行する。