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お台場海苔づくりは、港区立小中一貫教育校お台場学園港陽小学校(以下「お台場学園」という。)の5年生の総合的な学習の時間である「海苔の育成」を通じて、地域の子ども達の健やかで豊かな成長に寄与するとともに、地域への愛着や親近感の醸成、コミュニティの形成を図るため、平成17年度から実施し、今年で14年目を迎えます。
このお台場海苔づくりは、地域住民及び専門家の方々の力を借りながら、毎年取り組んでいます。
平成31年2月2日(土曜)に、お台場学園の児童は、海苔の最終摘取り、海苔すき、海苔干しを体験しました。
海苔網から海苔を摘み取り、その海苔を保護者が包丁で細かくし、型を用いてノリス(※)の上に海苔を流し込んだ後、その海苔を脱水し、天日干ししました。
最初は四苦八苦しながら板海苔の作成作業を行っていた児童たちも、時間とともに慣れ、およそ750枚の板海苔が完成しました。
(※)ノリスとは、細かくした海苔を乗せ乾かす「簀(す)」のことです。
海苔網の回収
お台場学園の児童たちが海苔を摘み取りました。
型を用いて、海苔をノリスの上に乗せました。
干す前にしっかりと脱水しました。
板海苔の天日干し
板海苔つくり完了後、海苔の佃煮作り教室を開催しました。
鍋に生海苔と醤油、みりん、酒などの調味料を入れ、とろみがつくまで煮込みます。
多くの親子が参加し、いたるところでおいしそうな匂いが立ち込めました。
お台場の海苔は、栄養豊富で豊かな海で育ったこともあり、とてもやわらかく舌触りの良いおいしい佃煮が完成しました。
佃煮作りの風景
例年、千葉の木更津の海で種付けした海苔網をお台場の海に設置して、海苔の育成を行ってきました。
平成30年度は新たな取組として、お台場の海に自生していると考えられる海苔を採取することを目的に、実験的に昔ながらの竹ひびを設置しました。
その結果、無事に海苔が採取できましたが、設置場所が海苔網付近であったことから、海苔網上で育った海苔から出た胞子が付着した可能性も考えられます。
しかし、お台場の海に竹ひびを設置すると海苔が付着できることが設置実験からわかりましたので、平成31年度以降は、お台場に自生している海苔が竹ひびに付着できるよう時期や方法を模索していきます。
竹ひびにも海苔がつきました。
また、上記の海苔の最終摘取りの様子を、新しくお台場海苔づくり瓦版第4号としてまとめました。
かわら版第1号から第3号とともにご覧ください。
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