現在のページ:トップページ > 暮らし・手続き > 消費生活 > 被害事例 > 事例6:輸入品のジャケットがクリーニングで白っぽくなった。

ここから本文です。

更新日:2012年3月30日

事例6:輸入品のジャケットがクリーニングで白っぽくなった。

質問

輸入衣料品ばかりのブティックで、麻の赤い無地のジャケットを見つけました。試着して袖が長かったので、寸法直しを店がしてくれると言うのでカード払いで買いました。

寸法直しが済んで自宅に届いたジャケットを着用前にごわつくので、なじみのクリーニング店にソフト仕上げで洗濯に出しました。ところが、戻ってきたジャケットの表面が白っぽくなっていました。

クリーニング店は、「洗濯表示がなく、麻の素材で風合いを柔らかく仕上げてほしいというので特別に手作業でクリーニングした。これ以上は無理だ」といいます。納得できません。

回答

相談者に苦情品のジャケットと付属品やタグを持参してほしいと依頼したのですが、販売店で購入時にタグははずされ、寸法直し後も残布などは渡されなかったと言います。

ジャケットを確認したところ、イタリー製の麻100パーセントの表示が外国語で表示され、クリーニングした割には相談者の申し出ている白化現象は見られず、丁寧な仕上がりでした。

しかし、ジャケットには家庭用品品質表示法による日本語での繊維の組成表示や洗濯等の絵表示、輸入業者等の名称や連絡先が付いていませんでした。

センターより販売店の責任者に連絡したところ、苦情品は販売店が直輸入して販売している商品で、「通常は日本語表示を付けているが苦情品に限って付け忘れた」との説明がありました。
商品に洗濯等の絵表示が日本語で付いていないのは、家庭用品品質表示法に違反することを説明し、販売店が寸法直し済みでも、返品に応じ購入代金が返金されました。

ひと言

繊維製品には、家庭用品品質表示法で繊維の組成や家庭洗濯等取扱い方法の絵表示、表示者名、住所か電話番号、はっ水性を製品本体に付けることになっています。輸入品は輸入事業者にその責任があります。

近年、輸入品が増加し手軽に購入できるようになりましたが、日本語表示が本体についていない衣料品はトラブルになっても責任の所在がわかりません。大切な衣料品こそ取り扱い表示を確認して、購入したいものです。

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:産業・地域振興支援部産業振興課消費者センター

電話番号:03-3456-4159

ファックス番号:03-3453-0458