現在のページ:トップページ > 高輪地区総合支所 > チャレンジコミュニティ大学 > 令和4年度学習内容 > 硫黄島から東京と日本の近現代を考えるー帝国・戦争・冷戦ー

ここから本文です。

更新日:2023年4月28日

硫黄島から東京と日本の近現代を考える―帝国・戦争・冷戦―

1月7日(土曜)4時限:石原俊

東京都(小笠原村)の一部であり、日米の地上戦の場として知られる硫黄島は、近現代日本の矛盾が集中的に表れている場所でもある。本講義は、地上戦だけから硫黄島をみる視点を相対化し、また東京都心から硫黄島をみる視点をも相対化し、硫黄島をめぐる人びと(とりわけ島民)の生活状況や移動状況から、近現代日本および「東京」を捉え直すことを目的とした。

硫黄島は19世紀末以後、帝国日本の「南洋」進出を背景に入植地として発展したが、1944年に戦時強制疎開で島民は故郷を失った。地上戦後の硫黄島は米軍によって秘密基地として利用され、島民は帰郷を認められず本土で「難民化」した。1968年の施政権返還に際して、同じ小笠原村に属する小笠原群島(父島や母島)では島民の帰還が四半世紀ぶりに認められたが、日本政府は硫黄島全島を自衛隊に管轄させた。硫黄島は、強制疎開から現在に至るまで、軍事利用のために75年以上も全島民が帰還できないという、異常事態下に置かれている。

以上のように本講義では、硫黄列島の社会史を通して、20世紀の日本と東京の姿を「背中」の側から照らし出した。

年初の夕刻4限にもかかわらず、講義中の受講者の聴講態度が非常に熱心であり、民間のカルチャーセンターでの講義時に比べても熱量が高かった。また、最後に10分ほど質疑応答の時間を設けたが、質問もたいへん活発であった。

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:高輪地区総合支所協働推進課地区政策担当

電話番号:03-5421-7123

ファックス番号:03-5421-7626