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更新日:2024年4月25日

港区みどりの街づくり賞

「港区みどりの街づくり賞」とは

港区では、昭和54年度から建築計画に伴う緑化計画書の提出を義務付け、緑化の指導を行ってきました。緑豊かな都市づくりには、公共の緑とともに、民間施設の緑化が重要な役割を果たしています。

このような中で、「港区みどりの街づくり賞」は、環境への配慮と優れた緑化計画を行い、その緑地を維持している区民や事業者の皆さんの緑化施設を表彰し、地域緑化への協力に感謝を示すとともに、さらなる民間緑化の発展を願って、平成16年度に設けられた賞です。

令和5年度「港区みどりの街づくり賞」

港区みどりを守る条例により、令和3年度に緑化完了届が提出された施設について、緑に関する学識経験者などからなる5人の選定審査会委員が選定を行いました。

令和5年度受賞施設等パンフレット

港区みどりの街づくり賞景観街づくり賞区民景観セレクションパンフレット(PDF:8,724KB)

machizukuri_r5_hyoshi(PDF:8,724KB)

日比谷フォートタワー

 

日比谷フォートタワー

所在地 西新橋一丁目1番1号
施設用途 事務所、店舗、駐車場等
敷地面積 7,688.50平方メートル
緑化面積 3,316.82平方メートル

選定にあたっての評価コメント

「フォート(Fort)」とは砦とか城砦という意味らしい。なるほどでかい建物である。が、周囲には犬島産錆石で築いた適度な高さと長さの割肌石垣と心地よい緑が溢れる外部空間があり、建物の圧迫感を感じさせない。1階のガレリアは石材の床が心地よい靴音を奏で、まるで公共の駅のように多くの人々が自由に通り抜け、立ち止まって談笑し、ちょっとお茶するカフェがあり、目線の先には外部の緑が飛び込んでくる。そして11階にはスカイガーデン、スカイラウンジ、スカイロビーと称する場を設け、やはり誰でも自由に使える豊かな内外の空間と緑を配している。スカイガーデンに出ると、緑の向こう真正面に東京タワーが見え、ここが港区であることを満喫する。大きな大きな再開発のビルを「さあ、皆で使おうよ」「一緒に楽しもうよ」と、季節を感じる植栽と石を巧みに織り交ぜて「みんなのもの」として作り上げた心意気に感激する。提供緑地の使われ方の展開も楽しみだ。

HOMAT SHARON

HOMAT SHARON

所在地 南麻布四丁目9番3号
施設用途 共同住宅(賃貸)
敷地面積 6,105.77平方メートル
緑化面積

1,060.54平方メートル

選定にあたっての評価コメント

外国人向けの高級賃貸を標榜するだけに、建築内部は機能的な「洋」を、外構は「和」をめざす設計を意図しているという。接道部の緑化は、吟味された植栽木の選択に加え、大径木を採り入れて、ここ周辺を通行する人々、つまり地域社会のへの貢献の姿勢が認められる一方、日々これを眺める居住者も緑の豊富さが感じられよう。エントランスに向かう外構には明るく軽やかな植栽が施され、セミパブリックなエントランス部分に入ると、「空中庭園」が目に飛び込んでくる。建築内部に取り込まれた緑を見せる手法を用いて、緑豊かな環境に住むことを印象づけることに成功している。居住者にとってはもちろん、そこを訪れる人々もそう思うことだろう。現在すでに建築内部及び外部に上質な緑を提供しているが、今後この水準(手入れ)を維持できれば、地域を代表する緑のコアとして、まさに「みどりの景観街づくり」に大きく貢献できよう。

ザ・パークハウス 三田ガーデン

ザ・パークハウス三田ガーデン

所在地 タワー棟:三田五丁目2番22号、レジデンス棟:三田五丁目2番27号
施設用途

共同住宅

敷地面積

5,253.55平方メートル

緑化面積

1,061.85平方メートル

選定にあたっての評価コメント

「ガーデンミュージアム」と定義された住宅は、屋内外の緑環境にアートを配し五感を刺激する仕掛けがいくつもある。ここに住まう人は日常の暮らしの中に新たな環境に価値観を見い出すものであろう。接道の緑化は豊かで、郷土種をベースにした植栽の他、蝶や鳥などの生き物を誘致する花木や実のなる木が植栽され、緑と多様な生き物の新たな住処となっている。地域の歴史文化や界隈性を緑やアートで表現していると感じる。地域沿道への緑の寄与の量は大きいものがあるが、もう少し建物や広場空間にヒューマンなスケール感と緑の工夫が欲しかった。また「みどりの街づくり」を考える上で公開性は常に必要なものであるが、居住者用に緑とコミュニティの場に2階に設置されている「ガーデンサロン」は、公開性はないが共同で暮らす楽しい暮らし方、室内緑化の企画や管理面を評価したい。この空間が外部道路からも見える所にあれば沿道景観も更に良いものになるであろう。

虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー

虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー

所在地 愛宕一丁目1番1号
施設用途

共同住宅、店舗、子育て支援施設、スパ

敷地面積 6,535.76平方メートル
緑化面積

2,443.31平方メートル

選定にあたっての評価コメント

愛宕神社と虎ノ門ヒルズ森タワーの間をつなげるように配置された、54階建の建築物の東側1~3階部分のテラス状の植栽帯が特徴。愛宕神社の緑地が当該建物の北に位置する虎ノ門ヒルズ森タワーとつながるように建物東側の北から南までしっかり緑の軸を形成している。樹種はシラカシやアラカシ等の自然植生を基本としたものに、庭木や公園木として親しまれている季節豊かな表情を見せるソメイヨシノやアジサイ等もとりいれ人々を楽しませている。4階~8階の東側庇上部も緑化され東側全体に緑が広がる様子がうかがえる。愛宕神社に接する南側は東と西をつなぐ裏動線のような空間ではあるが、起伏をうまくつかい魅力的な緑の露地が形成されている。ステップガーデンは限られた植栽空間のため植物の生長に合わせた手入れが必要となり、当初予定していなかった草本も入れられているようだが、今後も愛宕神社と調和する緑化を心掛けていただきたい。

パネル展※終了しました

受賞施設等を紹介するパネル展を開催します。

期間:令和5年10月10日(火曜日)から13日(金曜日)

場所:港区役所本庁舎1階ロビー

パネル展の内容は以下のPDFでもご覧いただけます

令和5年度港区みどりの街づくり賞パネル(PDF:4,820KB)

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過去の受賞施設

過去の受賞施設紹介については、

港区みどりの街づくり賞過去受賞作の紹介をご覧ください。

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所属課室:環境リサイクル支援部環境課緑化推進担当

電話番号:03-3578-2111(内線:2330・2331)