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更新日:2024年5月14日

ミツバチの分蜂

春から初夏にかけて、ハチが一カ所にびっしりと集まり、塊をつくることがあります。
この一連の行動を「分蜂(ぶんぽう)」といいます。
このページでは、ミツバチ特有の習性である分蜂についてご説明します。

分蜂とは

分蜂とは、別名「巣分かれ」と言います。簡単に言うとミツバチの引っ越しです。
ミツバチにとって、群れを増やす方法として重要な役割を果たす習性です。
主に、天気の良い日に多いといわれています。

分蜂は、次の流れで行われます。

  1. 元いた巣のハチの数が増えすぎると、女王バチが新しい女王を生みます。
  2. 古い女王バチは、巣にいる働きバチの約半数を連れ、新しい巣をつくる場所を探すために飛び立ちます。
  3. 巣を離れたハチの群れは、近くの樹木等に女王バチを中心とした集団をつくります。これを「蜂球(ほうきゅう)」といいます。
    蜂球は、次の場所に移動するために一時的に休憩している状態です。
  4. 蜂球を作ってとどまっている間、働きバチが巣作りに適した環境を探しに飛び立ちます。
    この期間は、数時間から1週間程度と様々です。
  5. 新しい巣づくりに適した場所が見つかると、自然と蜂球は移動して、きれいさっぱりいなくなります。

蜂球の様子(ミツバチが分蜂して一時的に休憩している状態)

上の写真は、港区内で見られた分蜂の様子です。

分蜂を見かけたら、そっと見守ってください。

ミツバチは、花粉を媒介してくれる益虫としての面が大きく、自然界の中で重要な役割を持っています。

ミツバチは攻撃性の低いハチですが、巣などに危険を感じると刺すこともあります。

分蜂を行う蜂は、元いた巣から飛び立つときに、お腹いっぱいに蜜を蓄えて飛び立ちます。そのため、不用意に近づいて刺激したりしなければ、刺してくることはほとんどありません。

分蜂中のハチを見かけても、あわてて殺虫剤をかけたりせず、ぜひそっと見守っていただきますようお願いします。

注意点

ミツバチは箱状のものや天井裏、戸袋等の閉鎖空間に巣をつくります。
分蜂中のミツバチを見かけた際、巣を作られるのを避けたければ、巣になりそう箱などは片づけてください。

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