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地しんにそなえる1.家の中をあんぜんにする

近年の地しんでけがをした人のうち、家具のてんとうやらっかがげんいんだった人のわりあい(東京しょうぼうちょうしりょうより)

東京しょうぼうちょうのちょうさによると、近年おきた地しんでけがをした人のうち、家具のてんとうやらっかがげんいんだったわりあいは3わりから5わりをしめています。

家具のてんとうやらっかは、ひなんけいろをふさいでしまい、いざというときのひなんがおくれることにもつながります。

大きな家具をしっかりこていしたり、家具のはいちを工夫したりしてあんぜんであんしんなわが家をつくりましょう。

家具のはいちはあんぜんだいいちで

あんぜんなへやをつくる

しんしつや子どもべやにはできるだけ家具をおかない。おくばあいはこていする。こていがむずかしいばあいは、下のヒントをさんこうにはいちを工夫する。

ひなんろをかくほする

げんかんなどの出入り口につながるつうろには、たおれやすい家具やおちそうな物をおかない。

しゅうのうを工夫する

高いばしょに物をおかない。かるい物を上に、おもい物を下においておもさの中心を下げる。本だなはすきまなく本をならべるなどして、すきまをつくらない。

ガラスにフィルムをはる

しつないのガラスにガラスがちらばらないようにするフィルムをはる。しょっきだなやがくぶちのガラスもわすれずに。

しんしつや出入り口近くで家具のこていができないばあい

てんとうほうこうが、ねるばしょと重ならないようにおく。

ねている人の上にちょくせつたおれてこないように、つくえなどをおく。

 

たおれても出入り口をふさがないように、かぐのいちとむきを工夫する。

家具をこていするポイント

たんす、本だな

Lがたかなぐなどを使って、はしらやかべ、かもいにこていする。上下2だんになっているたんすはかなぐで上下をれんけつする。

しょっきだな

とびらにかいほうぼうしのためのかなぐをとりつける。中のしょっきがとびださないように、たな板にすべりどめシートをしくか、しょっきの手前にとびだしぼうしわくをもうける。

れいぞうこ

うしろのとってにベルトをかけて、はしらなどにこていする。せいひんせんようのベルトなどがよういされているばあいも多い。とりあつかいせつめいしょをよく読んでかつようする。

テレビ

せいひんふぞくのベルトでテレビだいにこていするか、ヒートンとひもではしらなどにこていする。さらにたいしんねんちゃくマットをしくと、ゆれへのていこうりょくが高まる。

てんとうぼうしきぐのりようのちゅういてん

じゅうぶんなきょうどをえるため、かなぐはもんちゅうなどかべの下じざいにとりつける。

もんちゅうとかなぐのいちがあわないばあいにほじょ板でちょうせいしたれい。

かべにネジどめできないばあい、つっぱりぼうタイプのてんとうぼうしきぐをせっちする。てんじょうとの間にほじょ板をはさみ、てんじょうに、めんでちからがくわわるようにする。

家具がてんとうするとどうなるの?

たて物がぶじでも家具がてんとうすると、下じきになってけがをしたり、へやの中にちらばることでにげおくれてしまうばあいがあります。けがをみぜんにふせぎ、あんぜんなにげみちをかくほするためにも、家具のてんとう、らっかぼうしたいさくをしましょう。

家具のてんとうぼうしにかんする区のしえんせいどについて

地しんにそなえる2.きょうどうじゅうたくでのあんぜんたいさく