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更新日:2024年11月1日

南桜公園の電線類地中化及び発災時の避難場所でのトイレ利用について

内容

南桜公園付近の電柱地中化について以前から意見を述べているが、区長が実施していくとしたことについては、今後も引き継がれるのか気になっている。体制が変わり、今までの方針は無しになることがないように、引継ぎをして、今後も継続して対応できるようにしてほしい。

電柱地中化に関しては、周辺の大きな工事があったときに地中化対応するという方式もあるが、南桜公園の周りの道路は区道であり、区が対応できるエリアだと考えている。
2.5メートルの幅員が歩道に必要であるなどの制約についても聞いているが、区立公園である南桜公園の土地を活用することもできるはずだと思う。
南桜公園は、一時避難場所になっているが、この付近は日比谷入江の埋立てによってできた土地であり、軟弱地盤であると思われる。このため、大きな地震が起きた場合には、地上の電柱が倒れて避難に支障がでたり、危険が生じたりする可能性がある。
電線地中化を新たな体制になっても継続し、南桜公園周辺での実現を望む。

また、発災時に避難場所として区民が避難するとトイレの問題が生じる。
南桜公園付近に、汚水を貯めておけるため池のような設備を作ってはどうか。
避難場所にはマンホールトイレがあるという話になるが、下水道が壊れると使えなくなってしまう。
先述の通り、付近の地盤が柔らかいため、下水道管が破損することも考えられる。
能登の地震でも、下水道設備が壊れ、長期間復旧できなかったということもある。
東日本大震災の際には、トイレは使えていたが、今後どうなるかはわからない。
区役所からは、災害時用の簡易トイレが配られて、それは良いことだと思うが、人が集まる避難場所でトイレの問題が生じないように、下水道が壊れても運用できるように、ため池のような機能が必要だと考えている。
3日分などの容量でも構わないと思うし、平時は、防火用の水源としても使えると思うので、検討してほしい。

区の対応・考え方

 日頃から、芝地区のまちづくり行政にご理解、ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
ご意見をいただきました、南桜公園の電線類地中化及び発災時の避難場所でのトイレ利用について、回答させていただきます。
 はじめに、南桜公園の電線類地中化についてです。
 区は、都市防災機能の強化や安全で快適な歩行空間の確保、良好な都市景観の形成を図るため、平成8年に第一次となる「港区電線類地中化に関する基本方針」を定め、その後数次の改定を重ね、令和4年3月には、令和4年から令和13年までの10年間を計画期間とした「港区無電柱化推進計画」を策定しております。
 本計画においては、区道の無電柱化を計画的かつ重点的に進めるため、優先的に無電柱化事業を実施する地域や路線を選定しています。南桜公園周辺については優先整備地域に該当することから、計画的な整備の実現に向け取り組んでまいります。
 次に、発災時の避難場所でのトイレ利用についてです。
 南桜公園には、災害時に使用するためのマンホールトイレを10基設置しており、使用にあたっては園内の防災井戸の汲上げ水で洗い流すこととしております。このマンホールトイレは貯留型のため、下流側の下水道管の損傷によりし尿を流せなくても貯留できるようになっています。ただし、貯留、臭気、衛生面の状況に応じてバキューム車により適宜し尿の排出を行うこととしております。
 また、防火用の水槽設置に関するご意見につきましては、園内には東京消防庁芝消防署が管理する消火用防火水槽が地下に埋設されています。
 このようなことから、ため池のような設備の整備は現時点で予定しておりません。
 よろしくお願いいたします。

担当課

芝地区総合支所まちづくり課

ご意見をいただいた時期

2024年6月

関連分野

環境・まちづくり-道路・橋りょう-維持管理・運営

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電話番号:03-3578-2050