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更新日:2024年11月1日
港区区長 武井雅昭様
新緑の候、区長をはじめ皆様ますますご健勝のことと存じます。
港区区長に代わっての土木担当の方による2024年3月6日付書面回答ありがとうございます。しかしながら、私たちの質問に対するご回答には今まで知ることがなかった伐採・伐根計画決定のプロセスがある程度されましたが、納得しにくい以下の肝心な点があります。
質問① 2023年6月28日の明治学院大学HPでは「伐採・伐根」について港区からお知らせがあったとあります。しかし2024年3月6日書面では「伐根」の記述はないと回答されています。大学当局が港区のお知らせに「伐根」を加筆した改変を行ったのでしょうか?
質問② 100年前の約束は「まちの風致の保全」で、その風致を享受するのは大学関係者のみならず、区民、都民、通行人である筈です。これらのステークホルダーに説明会も開かず、法人と決着をつけたという回答は、伐採・抜根の根拠と決定・執行(例えば、港区の街路樹担当の方が受託者にどのような業務内容を指示したのか)プロセスにおいて、まちづくりが車道優先より歩行者にやさしい緑陰効果を重視してきている世界の大都市の時代潮流に逆行しています。伐採に至るまでの手順の問題、判断の合理性.科学的裏付けについて、改めてステークホルダーが参加できる公開説明会を開催していただけないでしょうか。
質問③ 港区がHPに挙げた「明治学院大学白金正門前の大イチョウの風致喪失について」更新日2024年2月21日の「内容」と「区の対応・考え方」に次いで、その後の私たちの再質問状とその回答も是非この前例に則り、全文掲載することをお願いできないでしょうか。
質問④ いくつかの街路樹診断カルテがすでに一部公表されていますが、行政以外の樹木専門家による腐朽空洞率の算出、倒木の危険回避を可能にする範囲内の伐採度など再調査のために昨年伐採した大イチョウ(樹木番号 高12-001)は焼却処分など廃棄せず、保全していただけないでしょうか。
地球温暖化による未曾有の猛暑で熱中症対策が急がれるなか、港区長の「誰もが心地よい、環境に配慮した持続可能なまちづくり」の目標を共有する私たちの質問にお答えいただければ幸いです。
回答①
区は当時、明治学院大学に対して、区道を往来する歩行者や車両の安全を第一に考え当該樹木を伐採することをお伝えしています。その後、将来的に、残された切り株においても道路区域内、特に車道内にあることから視認性を考慮し抜根することを予定していることもお伝えしています。伐採と抜根は別々の施工であり抜根は車両の通行を止めて行うことから交通管理者と協議が必要となるため施工時期は未定です。と伝えております。そのため明治学院大学HPでは伐採・抜根を行う内容になっていたと思います。詳細は明治学院大学にもご確認くださると幸いです。
伐採と抜根は時期が異なる別作業です。区のHPに掲載した2023年6月30日付のお知らせは、伐採のお知らせとなっており、時期未定の工事である抜根についての記述はありません。まず伐採について掲載し、残された切り株はポストコーンと点滅装置で注意喚起をしました。抜根については施工の時期や方法が決まり次第、改めて区のHPなどで周知する予定でした。そうしたところ萌芽更新の要望があったことから当該樹木の生育場所が、一部車道区域内にあることを踏まえて、車両と歩行者の安全を第一に、改めて検討しているところです。
回答②
当該樹木は、区道上の区が管理する道路付属物であり、安全管理を徹底する必要があります。区のホームページで経緯・経過をお知らせするとともに、当該樹木にお知らせ看板を設置するなど周知に努めてまいりました。公聴会等を開く予定はありません。
回答③
区にいただいた意見・問い合わせは、「意見等の内容」及び「区の対応・考え方」として、原則公表しています。ただし、ご意見の内容により、要旨として公表させていただく場合があります。
回答④
樹木診断の結果として腐朽空洞率が71.9%であると診断された箇所は、今回伐採した箇所より下の根株内であるため、伐採した幹の一部については再調査のための保存は考えておりません。
高輪地区総合支所まちづくり課
2024年4月
環境・まちづくり-道路・橋りょう-維持管理・運営
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