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更新日:2024年11月1日

小中学校における熱中症対策、プールについて

区民の声の要旨

子供が港区立の中学校に通っております。
もうすぐ夏ですが、温暖化の影響なのか昔よりも気温が上がり、猛暑日が多くなってきており、それに伴い熱中症で救急搬送される子が増え、地方では下校中に亡くなる子まで出て来ています。
子供が通う中学校でも、部活動中に昨年は毎日のように熱中症で気分が悪くなる子がおり、1度に5人以上が保健室に行ったり、救急搬送も数回あったと聞いておりますが、区はそういった事例を把握されておりますでしょうか?
水筒も夏は2本持たせておりますが、足りなくなる日が多く、それ以上は荷物がかなり重くなり、限界があります。
学校の水は衛生面が気になり飲まない子が沢山いるようです。
熱中症は生死に関わる事なので、対策をお願いしたいです。
地方の公立中学校で生徒会が販売機を設置したニュースを見たのですが港区でもお願いできないでしょうか?
水、お茶、スポーツドリンクのみの自動販売機を置いていただきたいという保護者の声が多数あります。
お金のトラブルが心配ならば、電子マネーのみ可能にするなどしてどうにか自動販売機を置いていただけないでしょうか?またエアコンの調子が悪かったりすることもあるらしく、点検などしっかりお願いしたいです。
もう一点プールの授業についてですが、コロナ禍に小学校に通っていた子達で、感染対策でプールにずっと入ってなかった子達がいたり、どうしても水が怖くて入りたくない子、事情があって入れない子など様々な理由があり、欠席の理由を書いて保護者の印鑑を押して体育教師に提出しても、責められて嫌味を言われると聞きました。
プールが好きな子、泳げる子は凄く楽しい授業ですが、泳げない子やプールが怖い子にとってはかなりの苦痛だと思うのですが、そういう子には別の課題を出すなどの対策はしていただけないのでしょうか?
プールの授業が大切なのもわかりますが、保護者が欠席の印鑑を押しているのに、先生に責められたり、そこまでして入らないといけないのでしょうか?
また夏季学園ではラフティング体験があるようですが、ラフティングで大学生が溺れて亡くなったり、事故のニュースを?ると怖くなりました。
救命胴?を着ていても溺れますし、泳げない子は大丈夫でしょうか?川や海に入ったことがない子が沢山いると思います。海よりも川は危険ですし、泳げても危険な気がしてしまい、親としては心配になります。
選択制で他にもやることを選べたりはできないのでしょうか?
ご検討いただけましたら幸いです。

区の対応・考え方の要旨

 学校管理下における熱中症は、各学校から教育委員会に報告されております。教育委員会は、令和5年度に暑さ指数(WBGT)を表示する熱中症パネルを全区立小中学校に設置するなど、熱中症対策を推進しております。
現在、多くの区立小中学校で水筒に入れる飲料を水又はお茶としております。スポーツドリンクを不可としている学校によると、児童・生徒がスポーツドリンクをこぼすことで、人工芝や充填材にべたつきが生じ、教育活動等に支障をきたす危険性があることを考慮しているとのことでした。また、自動販売機の設置については、原則、児童・生徒に現金を持たせていないことやペットボトルが他の児童・生徒のものと入れ替わってしまうこと、保温機能がないためカビが発生してしまうことなどから設置を考えておりません。
 なお、各校において水道水の定期的な水質検査を行い、飲料水として使えることを確認しているほか、水飲み用のウォータークーラーを整備しており、熱中症対策の一つとして、夏の期間であっても冷たい水による水分補給を行える環境を整えております。
 エアコン等の設備については、予防保全の観点から、計画的に改修を行っておりますが、異常が見込まれる場合は、速やかに業者を手配し、洗浄や、部品交換などの対応を行っております。

水泳の学習は、文部科学省の「水泳学習の手引き」にありますように、「水泳系で求められる身体能力を身に付けること、また、水中での安全に関する知的な発達を促すこと、さらに、水の事故を未然に防ぐ論理的な思考力を育むこと」を目的に実施しており、児童にとって大切な学習内容です。
 水泳の授業の見学については、児童の体調や保護者の意向に十分に配慮をしており、見学する場合には、友達の泳ぎの良さに気付かせたり、安全な学習について考えさせたりするよう、各学校で工夫して実施しています。
 教育委員会は各学校に対して、児童・生徒の体調に十分に配慮して水泳の授業に参加させるようあらためて指導いたしました。
 また、夏季学園でのラフティングについては、専属のインストラクターが各班に付き、流れの緩やかな初心者コースを1時間ほど体験します。天候などにより少しでも危険が生じる場合は体験を行わないなど、安全を第一に考えて実施の判断をしております。
 夏季学園の行程については各校の判断になりますが、生徒の実態に応じて、安全を第一に考えて行程を考えるよう、引き続き指導してまいります。

担当課

教育委員会事務局学校教育部学務課
教育委員会事務局学校教育部教育指導担当

ご意見をいただいた時期

2024年5月

関連分野

子ども・家庭・教育-学校・幼稚園・教育-小・中学校

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