高輪築堤跡の保存と開発計画の見直しについて

区民の声の要旨

高輪築堤跡は歴史的価値が高く、第Ⅰ期での破壊は容認できません。第Ⅱ期の5・6街区では良好な遺構が確認されており、遺構は、史跡に相当する歴史的価値を有するものであり、現地保存と開発計画の見直しを求めます。適切な措置を講じていただきたく要望いたします。

区の対応・考え方の要旨

高輪築堤跡の取扱いについては、考古学、鉄道史、鉄道技術史、地盤工学の有識者により構成され、港区もオブザーバーとして参加している「高輪築堤調査・保存等検討委員会」での議論を踏まえながら検討を進めていくこととしております。
品川開発プロジェクト（第Ⅱ期）予定地にあたる５・６街区については、港区教育委員会において高輪築堤の残存状況等を確認する調査を令和６年９月から12月まで実施し、高輪築堤跡の石垣の築石と裏込め石、築堤本体の盛土の一部と群杭の海側の構造物の正確な位置を把握することが出来ました。
港区教育委員会では、令和３年５月１１日付で東日本旅客鉄道株式会社に発出した「高輪築堤跡の保存活用に関する要望書」において、５・６街区について、築堤の現地保存を考慮した開発計画の策定を要望しています。
引続き、文化庁、東京都などの関係機関と連携して対応してまいります。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

担当課

教育委員会事務局教育推進部図書文化財課
街づくり支援部品川駅周辺街づくり担当

ご意見をいただいた時期

2025年2月

子ども・家庭・教育-歴史・文化財-歴史・文化財

関連分野

子育て・教育