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はじめようぼうさいじゅんび2.さいがいのときの食生活
さいがいのときの食生活で気をつけたいこと
ひじょうじは体と心にストレスがかかり、食よくがなくなることもあります。ふだん食べなれていないものは食べられないこともあります。
ひなんじょにいるばあい
自分にあったりょうを
ひなんじょで出される食事は、パンやおにぎりなどのたんすいかぶつが中心で、かならずしも自分にあったりょうとはかぎりません。
出されたものをすべて食べてしまうと、エネルギーやしょくえんのとりすぎにつながることもあります。ふだんの自分のりょうにちかい食事をとることが大切です。
しょくえんのとりすぎにちゅうい
ふだんとくらべて、かんづめやレトルトしょくひん、おべんとうなどがよく使われることでしょくえんをとりすぎてしまいがちです。
ひなん生活が長くなったばあいは、つけものやあじつけのこいにものなどにちゅういがひつようです。
※食事やえいようについては、ほけんじょのえいようしにごそうだんください。
自宅にいるばあい
ストックした食べものをかつよう
自宅にあるしょくひんの中から、かんたんに食べられるものを少しでも食べるようにします。ふだんから食べなれているものは気もちをおちつけるたすけにもなります。
お年より、びょうきのある人
さいきんは、ほぞんのきくレトルトしょくひんなどで、お年よりよう、びょうきのある人ようなどたくさんうられています。ふだんから、あじやかたちをかくにんし、おいしく食べられるものをよういしておきましょう。
こまめに水分ほきゅう
さいがいのときは、のどのかわきをかんじにくくなったり、水分をとるのをひかえてしまったりすることがあります。
体の水分は、あせやおしっこ、いきなどからうしなわれます。こまめな水分ほきゅうは、だっすいしょうやエコノミークラスしょうこうぐんをふせぐためにも大切です。
ひなんじょで出される飲みものは、あまみのある飲みものやお茶、ミネラルウォーターなどいろいろですが、まずは水分をとることをいしきし、のどがかわいていなくても少しずつこまめに飲みましょう。
飲みもののしゅるいをえらべるじょうたいになったら、あまみのある飲みものはとうぶんを多くふくんでいるので、飲みすぎないようにちゅういしましょう。
さいがいのときの口のお手入れ
さいがいのときには、口のお手入れがあとまわしになりがちです。しかし、口がよごれていると、ごえんせいはいえんやインフルエンザなどにかかりやすくなるため、さいがいのときにも口のせいけつをたもつことが大切です。
また、つかれやきんちょうがつづくと、だえきのぶんぴつがへり、口の中のじょうたいがわるくなりやすくなります。ひなんじょでは、以下のことにもちゅういしましょう。
赤ちゃん、子どものばあい
- さとうの多いあまいおかしやジュースなどのだらだら食べはやめましょう。
- 食後にキシリトール入りガムをかむことも、むしばよぼうになります。
びょうきのある人のばあい(とうにょうびょう、こうけつあつなど)
- ししゅうびょうをわるくすると、どうみゃくこうかや、のうこうそく、はいえんのリスクが高まります。めんえきりょくを高め、口の中をせいけつにたもちましょう。
お年よりのばあい
- お年よりは、食事がとれているかなど体ちょうに気をつかいましょう。食べにくさによるえいようていか、飲みにくさによる水分ぶそくで、体のけんこうじょうたいがわるくなることがあります。
- 入れ歯をはずさずに寝るばあいも、はずす時間を作り、少しの間でもはぐきを休め、毎日せいそうしましょう。また、ひなんじょで入れ歯をなくす人も多くみられます。ほかんほうほうをきめておきましょう。
さいがいのときのかんたんレシピ
ひじきの梅あえ
ざいりょう(2人分)
ひじき(水にかん)・・・1かん(110グラム)
梅ぼし・・・中2個(たねをとってたたく)
かつおぶし・・・小1パック(1.5グラム)
ごまあぶら・・・小さじ1
すりごま・・・小さじ1
ビニールぶくろ・・・1まい
作り方
- ビニールぶくろにざいりょうをぜんぶ入れてまぜあわせる。
※火も水も使わず、ビニールぶくろ1まいでできます。
※さめたごはんのアクセントになるおかずです。
てまいらずの石狩ミルクスープ
ざいりょう(2人分)
さけかん・・・1かん(150グラム)
はくさい(またはキャベツ)・・・4まい(手でちぎる)
しめじ・・・2ぶんの1株(2ぶんの1ふくろ)(小ぶさにわける)
ミックスベジタブル・・・50グラム
ぎゅうにゅう・・・300ミリリットル(りょうはかげんする。豆乳でもよい)
みそ・・・大さじ1
作り方
- なべにぎゅうにゅう、はくさい、しめじ、ミックスベジタブルを入れてにる。
- はくさいがしんなりしたらさけとみそを入れてひとにたちする。
コンビニおにぎりdeパラパラチャーハン
ざいりょう(2人分)
コンビニおにぎり・・・2個(のりとぐをとりのぞく)
たまご・・・1個(といておく)
ちりめんじゃこ・・・20グラム(ふりかけでもか)
あぶら・・・大さじ1
こしょう、青ねぎ・・・てきりょう
ビニールぶくろ・・・1まい
作り方
- おにぎりのごはんだけをポリぶくろに入れほぐし、ときたまごを入れる。
- フライパンでちりめんじゃこをいため、ポリぶくろのごはんを入れてさらにいためる。こしょうであじをととのえ、ねぎをはさみで切って入れ、さっとまぜあわせる。
※おにぎりのごはんとちりめんじゃこのしおぶんがきいているので、こしょうのかおりだけでおいしく食べられます。
※おにぎりにあきたときビニールぶくろ1まいでできるアレンジメニューです。
水が出ないとき、こんなくふうができます
ビニールぶくろ
ボウルのかわりに使って、まぜる。
ラップ
さらに広げてその上にりょうりをもりつける。(ラップを取りかえるだけで、何ども使えます。)
アルミホイル
しょっきのかわりに使う。
クッキングペーパー
フライパンにしいてやく。(フライパンをあらわなくてすみます。)
お問い合わせ先
みなとほけんじょけんこうすいしんか
電話:03-6400-0083
出典:
品川区保健所、保健センター「災害時における食の備え」東京都妊産婦乳幼児を守る災害対策ガイドライン
協力:新潟大学大学院客員教授別府茂氏、みなと地域栄養士会
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