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岩場の生き物
海に関係する生き物
岩場の生き物
4cmくらいで、からにいぼがたくさんあります。カキやアサリなどのほかの貝を食べます。食べられますが少し苦みがあります。この貝の中のパープル腺という器官からは、「貝紫」というむらさき色の染料がとれます。大昔の縄文時代の人も使っていたようです。
1.5cmくらいの巻き貝です。海の生き物なのに水がきらいで、潮が満ちてくると、浜・陸の方に上っていきます。潮が引くときは岩のくぼみでえさをとっています。水の中に入るのは、卵を生むときと冬の寒いときだけです。暑くなったり寒くなったりすると、からの一点でさかだちをします。熱すぎたり冷たすぎたりする岩から体をはなすためです。
貝のなかまに見えますが、エビやカニに近いなかまです。子どものころは、エビやカニと同じように自由に泳ぎまわります。フジツボは、人間にとって有害な重金属を体にためるので、海のよごれの調査に用いられます。みそしるの実にする地方もあります。
これも動物です。いろいろな色や形があります。今はプラスチックなどで作られているスポンジは、もともと、カイメンをくさらせて白くしたものでした。体の外がわから水が入り、まん中のつぼの形をした穴から出ていきます。カイメンは、地球に動物が生まれた数億年前から、すがたを変えていない古い動物です。
アサリやハマグリなどを食べるため、悪い動物とされていますが、ふえすぎなければ、魚介類などの死がいを食べる「海のそうじ屋」でもあります。体がちぎれても、ちぎれたところから分身してふえていきます。黄色っぽいので「キヒトデ」と呼ばれることもあります。大きくなると40cmくらいになります。毒があるのでふつうは食べません。
資料提供:港区立港陽小学校
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史上最強の潮干狩り超人