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ただただ、驚いております。熱海育ちの私のようなものが、こんなオシャレな町の名誉区民だなんて!考えてみました。
私がオギャーと生まれたのが、草月会館の裏の産院であったこと?ティーンエイジャーになってから、夜な夜な青山、赤坂、六本木で遊び暮らしたから?いいえ、たぶん、静かに暮らす終の棲家を定めたためなのでしょう。
劇団新派が初演した名作「京舞」
平成15年から麻布区民センターで上演し、
昨年20周年を迎えた「大つごもり」。右が本人
昭和30年 |
水谷良重として歌舞伎座の新派公演にて初舞台 |
平成5年 |
「佃の渡し」で文化庁芸術選奨受賞、文化庁芸術祭賞受賞、都民文化栄誉章受賞 |
平成7年 |
二代目水谷八重子を襲名 |
平成13年 |
紫綬褒章受章 |
平成15年 |
麻布区民センターで朗読新派「大つごもり」上演開始 |
平成21年 |
旭日小綬章受章 |
平成29年 |
港区政功労者表彰受賞 |
他功績多数
水谷八重子さんは、演劇の一派である新派の伝統を支える代表的な女優として約65 年、活動を続けられています。
昭和30年、16 歳で歌舞伎座の新派公演で水谷良重の名で初舞台を踏んで以来、舞台、映画等に幅広く出演し、活躍されています。
平成7年には水谷八重子を継承され、二代目水谷八重子を襲名、名実ともに劇団新派の看板女優として新派の古典でその魅力を発揮し、自身の個性と才能を生かした舞台で多くの観客に感動を与えています。
昭和48年から文化庁芸術選奨や芸術祭賞等を受賞し、平成13年に紫綬褒章、平成21年に旭日小綬章を受章されています。
港区では、平成15年より現在に至るまで毎年度、幅広い年齢層の区民に新派に触れてもらうために、麻布区民センターで樋口一葉の「大つごもり」の朗読劇を朗読新派として自らプロデュース・上演されています。また、区の平和事業や港区更生保護女性会の活動にも尽力されています。
水谷八重子さんの港区における日本の伝統文化の発展向上や福祉の向上等に果たされた功績は極めて顕著であり、区民から郷土の誇りとして、広く尊敬を受けています。