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更新日:2024年12月23日
港区立中学の修学旅行先は今年からシンガポールになった。学校からの手紙では「比較的治安のいいシンガポール」と書いてあったが、何を根拠に安全性のことを言っているのか? 海外は日本と違って東南アジアでも簡単に銃が手に入る国であるし、最近では中国で日本人の学生が殺害されたニュースもあった。もしシンガポール滞在中に事故や事件に巻き込まれたら、どう保証するのか?勿論国内でも100パーセント安全という保証はないと思うが、親でもまだシンガポールへ行ったことがない人やシンガポールがどのような国だか分からない人も多いかと思う。そのような未知の場所へ子どもを送るということがどれだけ親にとって不安であるか知っているのか?英会話に関しても、団体で行動していたらいったい一人どれくらいの時間現地の人と英語で話す機会が持てるというのか?そういったデータはない。学校でとったアンケートでは、半数の生徒がシンガポールよりも京都・奈良へ行きたかったそうだ。学校では、事前に生徒や親にアンケートをとった上でシンガポールに決定したのか?それとも、23区で海外修学旅行は港区が初めてだから、自慢したいだけなのではないのか?それなら行かなければいいと思う人もいるかもしれないが、修学旅行は任意ではなく強制である。もし参加しなければ1週間欠席として数えられてしまう。私立校を受験する際に出席日数に関する条件があるから、参加したくない生徒は、欠席日数として数えられないようにするべきだ。安全性の保証を明確にできないのであれば、来年のシンガポール修学旅行は中止しなさい! 来年からの修学旅行を京都・奈良に変更することは、今からでもできるはず。日本の文化をきちんと学ばせることを優先しなさい。日本にいる観光客に、京都・奈良がどのような場所でどのような歴史があるかきちんと説明できるようになってから海外に行かせなさい。
1 治安の良さの根拠について
シンガポールについては、監視カメラの多さや罰則・罰金の厳しさなどが抑止力となり、多文化共生社会でありながら治安の良さを維持しております。生徒への事前指導や訪問先の精選により、安全性は十分に担保されると考えております。
2 シンガポールでの銃の所持について
シンガポールでの銃の所持は合法ではありますが、所有免許が必要です。また、免許取得には警察関係者であるなど明確な理由が必要であり、簡単に銃が入手できる国ではございません。
3 事故や事件に巻き込まれた場合の保証について
事故や事件に巻き込まれることのないよう、行程や人的配置に十分配慮しております。万が一巻き込まれてしまった場合には、引率教員や事業者で適切な支援を行うとともに、内容によっては悉皆で入る保険や各家庭の任意で入る保険で対応いたします。
4 保護者の不安について
生徒や保護者が渡航前に感じる不安については、引率教員や事業者が寄り添い、安全に配慮した体制や行程について丁寧に説明いたします。
5 現地での英語を話す機会について
現地での工程では、約一日半、現地学生とともに、3人から4人の班で市内を巡る機会があります。時間でお伝えすることは難しいですが、参加生徒が積極的にコミュニケーションをとろうとすればするほど、英語を話す機会が増えていきます。
6 方面をシンガポールとした経緯について
方面については、英語が公用語であることを前提に、渡航時間、治安、医療体制などを踏まえ、教育事務局内で検討し、シンガポールとしました。生徒・保護者を対象としたアンケートは実施しておりません。
7 海外で修学旅行を実施していることへの認識について
区がこれまで取り組んできた国際理解教育の集大成となるよう、海外修学旅行を実施いたしました。23区では初となる取組であるという認識であります。
8 修学旅行に参加しなかった場合の出欠の取扱いについて
修学旅行に限らず、校外での学校行事に不参加となってしまった場合は、学校に登校したり、自宅で課題に取り組んだりすることで、出席とみなす場合があります。在籍校の学級担任などと十分に御相談ください。
9 来年の海外修学旅行の実施について
今年度の海外修学旅行では、生徒の英語学習への意欲向上やコミュニケーション能力の向上、異文化への理解など、大きな成果を得ることができました。現地での行程やプログラムの一層の充実を図り、次年度も引き続きシンガポールで海外修学旅行を実施する予定です。
10 日本文化の学習について
日本文化については、社会、音楽、美術をはじめ、教科等横断的に生徒は学習しています。
教育委員会事務局学校教育部教育人事企画課
2024年9月
子ども・家庭・教育-学校・幼稚園・教育-教育
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