奨学金について

区民の声の要旨

品川区が所得制限なしの給付型奨学金制度を創設すると知り、港区でも導入を強く要望します。物価高騰の中、学費や生活費に悩む学生が多くいます。港区も所得制限を設けない給付型奨学金制度を創設し、大学生が経済的な不安を軽減安心して、学業に専念できる環境を整えていただきたく要請します。この施策の検討を進めてください。

区の対応・考え方の要旨

　港区では、令和３年度から大学・短期大学・高等専門学校（第４学年以上）・専修学校（専門課程）に在学し、学業に意欲をもちながらも経済的理由により修学が困難な方を支援するため、区の実態に即した独自の給付型奨学金を支給しています。
　令和６年度には奨学生の実態に沿った支援となるよう「給付対象となる世帯年収の上限の引き上げ（給付対象の世帯年収の上限を約750万円まで引き上げ）」「給付額の拡大（世帯年収約480万円までの世帯の奨学生の給付拡大）」「私立大学等の理工農系学部に在学する奨学生に対する給付額の上乗せ」「入学に際して必要とする資金の給付対象となる世帯年収の上限の引き上げ」の改正を行い、制度を拡充しました。
　また、扶養する子どもが２人以上の世帯においては、子育てや教育に掛かる費用の負担が大きいことなどを踏まえ、経済状況にかかわらず子どもが大学等に進学することができるよう、令和７年度から多子世帯を対象に、給付対象範囲の上限を拡大（世帯年収約750万円から約1000万円まで）するとともに給付額を拡大する改正を行い、更なる制度の拡充を図っております。
　今回、ご意見のありました所得制限を設けない給付型奨学金制度の創設については、これから制度が開始予定である品川区の制度について調査・研究するとともに、港区の給付型奨学金の拡充による申請状況等の推移を見極めながら、今後の制度のあり方について検討してまいります。

担当課

教育委員会事務局教育推進部教育長室

ご意見をいただいた時期

2025年2月

子ども・家庭・教育-学校・幼稚園・教育-教育

関連分野

子育て・教育