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更新日:2023年5月21日

南青山三丁目計画について

内容

私は都内に住む一都民です。
港区南青山にマンションを所有していた所、昨年9月南青山三丁目計画説明会の案内が届き、青山通りに面した南青山3丁目150-1に高さ160.20mの超高層ビルの建設計画が有る事を知りました。私は計画説明が行われた会場に出向き、意見を述べると共に別添の様な書簡を送り計画の見直しをお願いしました。この度東京都より都庁でも公聴会を開催する旨案内が届き、書面で意見を述べる様に指示されました。就いては私の意見を以下に表明致します。
現在都内各所で再開発と称して次々に高層ビルの建設が行われ、都内の街並み(景観)が大きく変貌しつつあります。都内を眺めて見ると綺麗な街並みも有れば汚い街並みもあります。
(イ)綺麗な街並みとしては東京駅丸の内側の街並み、銀座、表参道があると思います。
(口)汚い街並みとしは品川駅界隈、日本橋から兜町を経て東京駅八重洲口に至る界隈、渋谷駅周辺の高層ビル街等が上げらます。

綺麗な街並みでは建物の高さが抑制され、しかも高さ外観を揃えています。建物と建物の間には空間があり植樹がされています。他方汚い街並み(景観)では建築主が収益目的に勝手な建物を勝手な高さで建てています。今の渋谷は鉄道会社と不動産会社の利益追求が牙をむいた状態だと思います。渋谷では狭い所に高層ビルを林立させているだけではなく宮下公園を上に上げその下に商業施設を造ったり、美竹公園を潰してマンションを建設すると言う暴挙が平気で行われています。言語道断であり、最大級の言葉でこれを非難したいと思います。青山通に面して計画されているビルは16Omと高層で周辺ビルに較べ突出して高く街並み(景観)を著しく壊します。高層ビルの建設が東京一極集中の要因になっています。東京一極集中の是正が叫ばれている現在、都内に無暗に高層ビルを建てさせてはなりません。街の景観は都民の共有財産であり、それを一企業が己の収益の為に高層ビルを建てて壊してはなりません。
収益を目的に無暗に高層ビルを建てられると隣接した低層住宅に住む住民は大変不快に感じます。私は青山通りの街並みを大切に思っている一都民として南青山三丁目に高層ビルを建設する現計画に反対します。南青山は憧れの高級住宅地とされていますが生活感に乏しく、生活するには大変不便な所です。計画ビル建設予定地にはスーパーマーケットがありました。今はそれが無くなって、食料品や日用雑貨を手近に購入出来る場所が無くなり、周辺住民は大変不便を感じています。計画ビルにはスーパーマーケットを入れるべきです。計画ビルにはホテルとマンションが入ると予定と伺っていますが、これ等は南青山では既に充足しいて新たに設ける必要はありません。南青山に足りないのは駐車場、気軽に入れるレストラン、診療施設、幼児教育施設、銀行、行政の出張所などです。計画ビルにはこれ等の施設を設けるべきです。青山通りは建物高さを統一し抑制の効いた美しい通りにしなくてはなりません。南青山三丁目ビルは計画を大幅に見直し、建物高さを周辺ビルと同じ程度の高さに抑え、ビルにはホテルやマンシヨンではなく、今南青山で足りないこれ等の施設を入れた複合ビルに計画変更をして頂きたいと思います。また、ビルを青山通りから大きくセットバックさせ広い歩道を確保して下さる様にお願い致します。都には東京がこれ以上無統制なゴチャゴチャした街にならない様に監視して頂く必要があります。高輪ゲートウェイ駅前にも高さ15Om級の高層ビルを林立させた街づくりも計画されています。品川界隈は既に高層ビルが林立し大変汚い街になっています。東京都には品川界隈がこれ以上汚い街にならない様に見守り(行政指導)をして頂く必要があると思います。
以上

区の対応・考え方

建築物の高さに関しましては、基本的な方針として、地域のまちづくりに貢献する優良な建築計画に対しては、一定の高さまでの緩和を認めることで、市街地環境の向上に資する建築物の積極的な誘導を図ることとしております。
南青山三丁目計画については、道路や隣地から建築物の壁面を後退させるとともに、歩道状空地と広場状空地の整備により、隣接地からの離隔を確保した計画となっており、現在、適切に審査を行っております。
景観に関しましては、区は景観形成の取組の基本的な方向性や具体的な施策を示した「港区景観計画」を策定しております。南青山三丁目計画の建築物につきましては、東京都景観条例に基づき東京都による協議案件となりますが、区でも「景観基準」に基づき、良好な景観形成に向け事業者を指導、誘導しております。
食料品・日用品等生活必需品を取り扱う店舗などの設置については、地域の皆様のご要望やご意見等を踏まえ、事業者に対しスーパーマーケットの整備を要請したところですが、施設計画上困難と伺っております。今後も開発等を計画する事業者に対し地域のニーズを踏まえた施設の設置を要請してまいります。
引き続き開発等の機会を捉え、安全・安心で暮らしやすい生活環境の形成を進めてまいります。

担当課

赤坂地区総合支所まちづくり課まちづくり係
街づくり支援部都市計画課都市計画係
街づくり支援部都市計画課街づくり計画担当

ご意見をいただいた時期

令和5年3月

関連分野

環境・まちづくり-建築・開発-建築物(大規模・中高層含む)

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所属課室:企画経営部区長室広聴担当

電話番号:03-3578-2050