更新日：2023年11月21日

田町タワー（TTMプロジェクト）建設計画の周辺住民への説明について

内容

この度は、芝5丁目における田町タワー建設計画（TTMプロジェクト、以下「本建設計画」）について、意見を申し上げます。
本建設計画は当初、2023年4月末の竣工を目標として着手されました。工事期間中は、騒音や振動はもちろんのこと、大型工事車両の交通や、工事建物敷地外における水道管・ガス管の新設及び交換・道路舗装の工事、並びに都営地下鉄三田駅A5及びA6出口の一時封鎖といった不快かつ不便な状況を受忍して生活してまいりました。2023年に入り本建設計画の完成時期は延期に延期を重ね、8月4日現在、未だに工事が継続された状況にあります。
港区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例の第7条第1項によれば、「建築主は、中高層建築物等を建築しようとする場合においては、規則で定めるところにより、その建築物(特定工作物にあつては、工作物。以下同じ。)の概要及び建築に係る計画の内容について、隣接関係住民に説明会等の方法により、周知しなければならない。」とされています。
当初、2023年春の竣工を想定していた建設計画ですが、8月になっても完成しておらず、建築主である株式会社田町ビル・徳栄商事株式会社・三菱重工業株式会社の3社は社会一般にはもちろんのこと、周辺住民にすら工期遅れの原因や完成時期の目処といった事項を全く説明しようとしておりません。前述のような大幅な工期の遅れは、実質的には「建設計画の軽微でない変更」と捉えて差し支えないと思料いたします。建設計画の実質的な変更が行われている以上、上記条例の趣旨に鑑み、建築主である3社は周辺住民に建設計画の変更点を丁寧に説明する義務があるのではないでしょうか？港区のご担当部署におかれましては、行政庁として本建設計画における建築主である3社に対し、必要な説明を行うように行政指導していただくよう、お願い申し上げます。

区の対応・考え方

8月8日、当該工事について現場を確認し、標識の記載内容が昔の情報になっていること、工事が完了していないことを確認しました。
その後、連絡先である会社の担当者に連絡したところ、施工業者と調整し、折り返し連絡をするとのことでした。
8月17日、施工業者の担当者から連絡があり、工事は9月末まで延長するとのことでした。このため、早急に標識の記載内容を変更して標識変更届を東京都へ提出すること、隣接関係住民に対し変更について丁寧に説明することを指導しました。

担当課

街づくり支援部建築課建築紛争調整担当

ご意見をいただいた時期

令和5年8月

関連分野

環境・まちづくり-建築・開発-建築物(大規模・中高層含む)