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区の対応・考え方
障害者への不平等な対応について
区民の声の要旨
2024年5月13日
港区長
障害者福祉課における「日中支援型グルーブホーム(南麻布)」に関する不平等で不適切な情報提供および意見収集の在り方の改善を求める陳情書
【陳情書の主旨】
令和10年度開設予定の「日中支援型グループホーム(南麻布)」に関して、障害者福祉課は令和6年にアンケート調査を実施した。これは、整備計画策定前の調査となる。しかし、そのアンケート用紙は、障害者団体や通所施設関係者のみに配布され、それらに関与していない多くの障害者には配布されなかった(数年前に調べた時には、団体に所属している障害者は、手帳所持者の2割程度であった)。このような不平等で不適切な情報提供および意見収集は、同じ障害者の間で情報格差が生じ、かつ意見陳述の機会が奪われることとなり、正義に反すると言わざるを得ない。
本来、整備計画策定前のアンケート調査やパブリックコメントは、適切な時期に適切な情報提供をすべての障害者に対して行い、平等に意見収集を行うベきであると考える。
【陳情書の理由】
アンケート用紙について障害者福祉課は、障害保健福祉センターの窓口(6階)でも配布したから問題ないと言い訳するが、そこで配布されていること自体が周知されていない以上、取りに行くことなど不可能であり、このような子どもじみた言い訳が通用すると考えること自体理解できない。
【パブリックコメントについて】
また、障害者と一口に言っても、身体障害と知的障害、精神障害では、その必要とされる施設、設備形態はまったく違っている。仮に、日中支援型グルーブホームにおいて、行動障害のある知的障害者(自傷・他害行為がある場合など)を受け入れる予定であるのなら、整備計画策定前の段階から、安全に配慮した綿密な計画が必要である。
9月に実施するというパブリックコメントに関しては、まず、対象者を明確にし、日中支援型グループホームの法令上のシステム(介護体制など)に関する説明会をきちんと開催した上で、意見収集を行う必要があると考える。
(例えば、平成30年港区成年後見制度利用促進基本計画(素案)におけるパブリックコメントにおいては区民説明会が3回開催されていた。)聞いたふりなだけのアンケート調査やパブリックコメントでは、本当の意味での当事者参加とはならず、結果として、不適切な施設となりかねない。場合によっては施設の不備による取返しのつかない事故が発生する可能性もある(転落事故など)。
障害者福祉課においては誠意を持って対応していただきたい。 以上
区の対応・考え方の要旨
令和6年5月24日(金曜)に申立人に直接お会いし、以下のとおり回答、ご理解を得ました。
南麻布四丁目に整備を予定している日中サービス支援型グループホームについては、現在整備計画の策定を進めております。
整備計画の策定前には、整備計画(素案)を作成し、整備計画(素案)に対する区民意見募集(パブリックコメント)を実施します。
区は現在、令和6年7月までに整備計画(素案)を作成し、8月ごろに庁内手続きを経て、9月上旬から10月上旬にかけてパブリックコメントを実施する予定です。パブリックコメントの前には、区民の皆様を対象とした説明会を、平日・土日祝日の日中・夜間等、複数回実施する予定です。
また、説明会・パブリックコメントでいただいたご意見は、「整備計画で反映するもの」、「設計・工事で反映するもの」、「運営で反映するもの」などに整理した上で、11月に策定する整備計画に反映する予定です。
今回のアンケート調査では、整備計画素案の作成に先立ち、障害をもつ区民の生活実態等をお聴きしたもので、ご意見の主旨である、施設の対象者、居室や世話人室の配置計画、対象者の障害特性を踏まえた対応・区の考え方等については、整備計画(素案)において初めてお示しする予定です。
整備計画(素案)の説明会やパブリックコメントでは、団体に所属しているかどうかに関わらず、障害のある区民やそのご家族等に広く情報提供するとともに、意見を募集するため、広報みなとや区ホームページ、SNS等も通じ、広く周知してまいります。
担当課
保健福祉支援部福祉施設整備担当
ご意見をいただいた時期
2024年5月
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健康・福祉
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