トップページ > 区政情報 > お問合せ・ご意見・広聴 > 区民の声(区政へのご意見・ご提案) > 区の対応・考え方 > 明治神宮外苑再開発における広く開かれた説明と対話、銀杏並木の名勝指定実現への要請
ページID:156738
ここから本文です。
区の対応・考え方
明治神宮外苑再開発における広く開かれた説明と対話、銀杏並木の名勝指定実現への要請
区民の声の要旨
港区長清家あい殿
【要請の趣旨】
私たち明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会は、地域の子育て世帯と近隣住民からなる有志団体で、神宮外苑再開発について、参加者の範囲を区切らない説明会の開催及び意見交換、並びに銀杏並木の名勝指定について、事業者、港区、都議会、文部科学大臣に対して要請を行っています。
また、昨年7月に訪日した国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会に対し、<神宮外苑再開発によって脅かされる子どもたちの10の権利>への保護を求め(別紙参照)聞き取り調査を受けました。その後、本年6月の国連人権理事会総会では、「開発により人権に悪影響を及ぼす可能性がある」とする報告書が公表されました。
本再開発は、工期13年にも及ぶ大規模な開発にもかかわらず、範囲を開発地から半径380mに区切った招待制の限定的な説明会の開催のみで十分な説明責任が果たされていないことに加え、各分野の学術研究者や専門家からの多くの懸念の声が寄せられながらもそれに対する回答がなされておらず、その状況は本日現在まで変わっていません。
今後、事業者からは環境影響審議会にかかる事後報告を以て、伐採本数の削減と銀杏並木の確実な保全方法について示される予定です。
区長におかれましては、4列銀杏の名勝指定への働きかけに加え、事後報告において、区民の財産でもある港区特別区道1107号上18本の銀杏も確実に保全される計画が示されるよう、改めてご指導をお願い申し上げます。
加えて、引き続き事業者に対して、国民、これまで意見を届けてきた各専門家、学術研究会と直接対話を行う機会を創出すべくお力添えをお顔いいたします。
区政方針に示された「持続可能な先進都市」の実現には、開発主体のみならず、区民の意見、専門家などからの見解も公平に加え、長期的な暮らしや子どもたちの未来への影響を判断することが必要であると考えます。
本再開発についても、これまでの事業者主体からの一方的な説明だけでなく、多くの声に耳を傾け、対話をかさねながら進められていきますよう、要請申し上げます。
【要請内容】
1. 広く一般に開かれた説明会と対話の場を早期に創出するよう事業者に要請することを求めます。
2. 銀杏並木の名勝指定について、所有者に改めて働きかけいただくよう要請します。
3. 港区特別区道1107号上18本銀杏の確実な保全について事後報告に組み込むようご指導願います。
4. 東京都と連携し、事業者と、学術専門会、専門家との対話の場を早期に創出することを求めるよう要請します。
以上
区の対応・考え方の要旨
1.今年7月31日に、広く一般に開かれた説明会の開催について、より多くの方々に正しい情報が行き届くように更なる情報発信に努めるよう要請いたしました。
2.昨年6月に所有者を訪問し、今後、周辺で再開発が行われる中にあっても、銀杏並木を着実に守り続けることを確認しております。
所有者とは、名勝指定についての協議を継続していくことの同意を得ていることから、イチョウ並木の一部がまたがる新宿区や東京都とも意見交換をしながら、引き続き所有者と協議してまいります。
3.昨年、特別区道第1107号線の18本の銀杏について、具体的な移植・保全の方針を検討し、その内容を早期に示すよう、事業者に文書で要請いたしました。
4.歴史的価値のあるものを守る仕組みづくり等について、学識経験者などの専門家を交えた会議体の設置を検討しています。区民会議については、これまで区長の諮問機関である都市計画審議会や景観審議会においては区民委員入れて区民意見を反映してきたことや、港区基本計画や地区版計画の策定に際しても、区民参画会議やみなとタウンフォーラムで意見や提言を受けて策定していることなど、区民意見の反映に取り組んできていることから、慎重に検討していきます。
引続き、説明会等で出された意見には真摯に耳を傾け、可能な限り事業計画に反映し、区民等に共感を得られるまちづくりを進めるよう求めてまいります。
担当課
街づくり支援部再開発担当
街づくり支援部都市計画課
教育委員会事務局教育推進部図書文化財課
ご意見をいただいた時期
2024年8月
関連分野
環境・まちづくり
最近チェックしたページ
お問い合わせ
所属課室:企画経営部区長室広聴担当
電話番号:03-3578-2050
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。