更新日:2026年7月24日
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赤坂地区の地域情報誌(最新号)

地域の防災対策はどうなっている? いざというときの備え
いつやってくるのかわからない地震や豪雨など、さまざまな災害への対策が日本では重要とされています。
備えは日頃の心がけから。企業や港区の対策について、取材を通してレポートします
レポート1
大規模施設の東京ミッドタウンに隠された設備とは!?
私たちの暮らす赤坂・青山は、多くの企業や複合商業施設が集まる街です。昼間の人口は居住者の約2.5倍、10万人規模にふくらみ、災害時には“都市型の防災”が欠かせません。では、この街を代表する複合施設・東京ミッドタウンはどのような備えをしているのでしょうか。
東京ミッドタウンは商業施設、オフィス、ホテル、住居、イベントスペースなどが共存する華やかな場所ですが、その裏側には高度な防災体制が整えられています。タワー屋上の緊急救助用スペースやアクティブマスダンパーによる制震機能、非常用発電装置、備蓄倉庫、非常用水槽など、建物そのものが“防災インフラ”として機能する強固なつくりです。さらに、災害時の対応マニュアルやさまざまな定期訓練など、ソフト面の取り組みも徹底されています。
また港区との協定により、一時滞在施設として帰宅困難者を受け入れる体制も整備され、地域に開かれた“都市型防災拠点”としての役割も担っています。今後、ペット連れの方への配慮など、さらなる改善にも取り組む予定とのこと。私たち一人ひとりも防災への意識を高め、安心して暮らせる街づくりにつなげていきたいものです。
緊急救助用スペース

ミッドタウンの屋上に設けられた緊急救助用スペース。災害時にはヘリコプターが上空でホバリングを行い、物資の供給や負傷者の救助活動などに活用されます。なお、機体が着陸するヘリポートではありません
非常用発電機

災害時に建物内の通信設備や基本的なシステムを維持するための非常用発電機です。現在は最大72時間(約70%供給)の稼働に対応しており、長期的な災害にも備え、6日間100%供給を可能にするための強化工事も進められています
アクティブマスダンパー
建物に加わる外部からの力を打ち消すように動く振動制御装置。もともとは風による揺れを低減するための設備ですが、地震時の後揺れを抑える効果もあります。ミッドタウンの44階には建物の対角線上に2ヶ所設置されています
非常用水槽
ミッドタウン・ガーデンの地下には、約2000トンの水を貯蔵できる非常用水槽が設置されています。地域での火災消火などに使用する雑用水として活用されます
備蓄倉庫

災害時に備えた備蓄倉庫。非常食や飲料水、簡易トイレ、医薬品をはじめ、紙おむつや乳児用ミルクなども備えられており、帰宅困難者や子どもから高齢者まで幅広い世代を支えるための物資が用意されています
避難階段
災害や火災などの緊急時に使用する避難階段。エレベーターが停止した際の安全な避難経路として設けられており、緊急時には高層階でも、まずこの階段を使って避難します
レポート2
身近な公園が、災害時には避難の拠点に変身
港区では一部の区立公園を災害時の地域集合場所(隣近所の安否確認や応急手当、広域避難場所へ避難するために一時的に集まる場所で、町会・自治会等の単位で定めている)として整備しています。普段は公園ですが、避難された方々が自由に使えるさまざまな設備があります。今回は赤坂学園の隣にある桑田記念児童遊園の設備をレポートします。
マンホールトイレ

災害時に給水や電気などのインフラが寸断された際は、マンホールの蓋を外し、ワンタッチ式テントを設置して仮設トイレとして使用できます。桑田記念児童遊園のマンホールトイレは水洗式で、衛生面にも配慮されているのが特徴です
防災プランター
災害時に使用できるガーゼやウェットティッシュなどの備品が収納されています。必要な際にすぐ取り出せます
防災用井戸ポンプ
取っ手を付けて手動でくみ上げる防災用井戸ポンプ。生活用水やマンホールトイレ用水として使用できます(飲用不可)
かまどベンチ

普段は休憩用ベンチとして利用されていますが、災害時には硬貨などを使って座板を外し、炊き出しなどに使える「かまど」として活用できます。日常と防災を兼ね備えた、地域を支える設備のひとつです
土のうステーション
浸水被害を軽減するための土のうです。地域の方が無償で利用できます(使用後は衛生上の理由から返却不要)
万一に備えてトイレに備蓄
災害時に備えてトイレットペーパーを備蓄。他の公園で不足した際にも供給できる量を保管しています
地域を守る消防団って!?
普段、さまざまな仕事についている人たちが「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神のもと、消防署と連携して地域の安全を守る非常勤の公務員です。赤坂消防署管内の赤坂消防団は昭和22年(1947)に設立され、昭和29年(1954)に現在の本団と3つの分団の体制になりました。団員募集中です。興味のある方は近くの消防署へお気軽に問い合わせください。
港区総合防災訓練(赤坂会場)レポート
令和7年(2025)11月2日(日)、港区立青山中学校にて港区総合防災訓練(赤坂会場)を実施し、1,026名が参加しました。応急救護や家具下敷き救出訓練のほか、消火体験、マンホールトイレ組立、はしご車搭乗、VR・AR体験など多彩な体験型訓練を実施しました。参加者の防災意識と自助・共助への理解を深める有意義な訓練となりました。


事前の準備が大切「家庭・個人で備えるべきこと」リスト
チェックしてみよう
準備(ストック)しておくもの
- 食料品/飲料水
(1人1日分例=保存水:3ℓ/食料:フリーズドライご飯/ご飯温め用ヒートパック加熱剤/バランススティック/缶詰)
※食料は7日分以上のストックが目安。消費期限を見ながらローリングストック - ランタン、LED電灯、携帯トイレ、マスク、タオル、ティッシュ、トイレットペーパー、体拭きシート、ウェットティッシュ、アルミシート、折りたたみ式ウォータータンク、乾電池
※定期的に作動や状態、使い方を確認しましょう
事前に準備したり確認するもの
- 感震ブレーカーの設置
- 家具の固定
- ベッド周辺に懐中電灯や自動点灯するライト
- 水害に対応した土のうの準備や対処方法の確認
- 地域住民間のコミュニケーション強化
- マンション特有の備え(地震直後の排水(キッチン・トイレ等)の禁止事項の徹底)
地元のアパレルならではの捨てない取り組み
楽しみながらできる、"ロングライフ"な活動を体験
洋服は毎日身につけるものだけに、とても身近な存在。赤坂・青山には多くのアパレルメーカーがあります。廃棄などの問題があるだけに、捨てない取り組みに力を入れていたりします。実際の活動について、見てきました!
自分でやってみよう! 直して作って、ロングライフに貢献
ゴールドウイン


DATA 北青山3-5-6
公式HP(外部サイトへリンク)
セルフリペア 他社製品OK、家にある服を直してみよう
北青山に東京本社を構えるゴールドウイン。日本でTHE NORTH FACEや自社ブランドも手掛ける大手アパレル企業です。昭和54年(1979)からリペア対応に取り組んでいて、5月16日(土)・17日(日)に東京本社のイベントスペースで、第1回「Goldwin Repair Club」を開催。参加者自身が衣服を補修する体験を通じて、「壊れたら捨てる」のではなく「直して長く着る」という選択肢を広げる試みです。
今回、編集委員がイベントを体験してきました。体験した委員は、家庭科でミシンを使った記憶すらないというミシンの初心者。チノパンのポケットに空いた穴のリペアを実践するため、たたき縫いという方法で直すことに。
余談ですが、ミシンは、ボタン1つでたたき縫いが終わる高機能ミシンか、自分で都度角度を変えてたたき縫いができる従来のミシンを選べたのですが、自分でリペアした感を得るために従来のミシンでやってみることに。まず最初に、初見では難しすぎるミシンへの糸の掛け方を丁寧に教えていただき、たたき縫いスタート。
さて最後に、アウトドアウエアの縫い目に施され防水機能を持つ「シームテープ」の穴をふさぐ圧着修理も体験。穴をふさぐだけであればヒートプレス機を使うだけの修理ですが、見た目にも綺麗な仕上がりを求めるならば、穴に沿って少しだけ山なりにした状態をアイロンで仮止めする繊細なアクションが求められます。奥が深いリペア体験でした。
Goldwin Repair Clubは今後定期的な開催を予定しており、将来的には地域コミュニティ・学校・企業などとの連携拡大も視野に入れているそうです。
ワークショップ 残反がおしゃれな小物に変身!

自社工場から出た残反を使って小物づくり。必要な道具もすべて用意してあります
ミシンに触れるのは本当に久しぶりでしたが、スタッフさんの優しい指導で素敵な作品が完成しました。ワークショップ後すぐ、友人に見せたくて会いに行ったほど感動し、大好きだった祖母が残した着物や街で見かける布でさえ、何かに生まれ変わる可能性を感じるようになりました。残反を活用する取り組みはサステナビリティを学ぶ機会にもつながるため、地域の子どもたちにもワークショップで楽しいものづくりを体験してほしいです。

業務用ミシンを使って縫っていきます。やったことがなくてもスタッフが丁寧に教えてくれます

好きなワッペンをアイロンを使って圧
着します

世界にひとつ、自分
だけのスマホ入れが
無事完成しました
靴下の老舗ならではのDIY ワークショップ
ナイガイ


DATA 赤坂7-8-5 ☎︎03-6230-1650(代表)
公式HP(外部サイトへリンク)
赤坂に拠点を置く、日本を代表する老舗靴下メーカー「株式会社ナイガイ」。靴下やストッキングなどの企画・製造・販売を手がけています。ライセンス事業では、海外ブランドやキャラクター商品を展開しており、幅広い世代に親しまれています。自社ブランドでも豊富なラインナップを揃え、近年ではアウトドア向けブランド「NAIGAI TRAIL」や、鉱石プリントを施したリカバリーシリーズ「整TOTONO」などが人気です。
ワークショップ
ナイガイでは、地域に根差したSDGsの取り組みの一環として、令和7年(2025)から「つながるプロジェクト」を実施しています。今年の7月に実施した「くつしたエコラボ」では、子どもたちを対象に、普段は一般公開していない「靴下博物館」の見学や、靴下の端材を活用したものづくりワークショップを行いました。


靴下の端材を活用したワークショップの様子。子どもたちは思い思いの色を選び、オリジナル「タワシ」づくりに取り組んでいます。靴下の端材が、まだ使える素材として価値を高める「アップサイクル」によって、色鮮やかなタワシに生まれ変わります。参加者は時間を忘れ、夢中になって取り組んでいるそうです
100年続く、老舗を訪ねる
創業235年! 赤坂の路地裏で楽しむ、鰻の名店
〜重箱(じゅうばこ)〜
※事情により、連絡先は載せていません
1790年創業、赤坂の都心に佇む老舗鰻店。都会の喧騒を忘れさせる静謐な日本家屋と美しい庭園が迎えてくれます。「素材ありき」を信念とする八代目・大谷晋一郎さんが守るのは、歴史の重みと、時代に合わせて進化を遂げる味わいです。静岡県を流れる大井川の伏流水で2年育てられた健康な鰻を、店の井戸水で泳がせてから直前に捌きます。一切の雑味がない鰻と名物「鯉こく」は、伝統を受け継ぐ至高の逸品です。祝いの席や特別なご褒美に、江戸の粋を今に伝える名店で至福のひとときを。

赤坂の路地にあり、昭和30年(1955)に手を加えられて現在に至ります

八代目となる大谷晋一郎さん。伝統を深めることが、時代を先駆けると信じています

素材が全てと言い切る仕事に迷いはありません

すべて個室で、手入れされた庭を見ながら食事が楽しめます
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お問い合わせ
所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課協働推進係
電話番号:03-5413-7272
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。