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青山エリアには多くの家具ブランドの店舗があります。世界各国で作られる個性的な家具は、日常に彩りを与えてくれたり、落ち着く空間作りなどに欠かせないものです。今回は青山にある家具店を訪ねてみました。
起業家ピエロ・ブスネリにより昭和41年(1966)に設立され、イタリア家具の最高峰と言われるB&B ITALIA。
洗練されたデザイン性や高級な素材感に、思わず息をのむショールームですが、実際に家具に触れたり座ったりした瞬間に、それが決してデザインや嗜好性だけを求めた芸術作品ではなく、快適さや耐久性を兼ね備えた秀逸な“家の道具“であることが分かります。
これは、建築・彫刻家・照明器具など様々な分野のデザイナーにより創作されたモデルを、実用性を備えた“工業製品”に転嫁させるイタリアミラノにある研究開発センターの、卓越した技術力によるもの。それを世界中どこにでも届けられる生産・物流力を持つ企業とした、ブスネリの実業家としての才覚にも脱帽です。
ソファ高級家具製造の礎を築いた、低温発泡モールドウレタン製法や、L字型や様々な組み合わせが可能なソファをいち早く提案するなど常に家具業界に革新をもたらしてきたという同社。“コンテンポラリー”を大切にされているという同社ですが、昭和45年(1970)に発表されたソファ、カマレオンダが50年後の今再び人気となっているそう。その先進性と時を超える技術には驚くばかりです。
なお、夏頃に表参道に移転するそうですが、新しくなったショールームもとても楽しみです。
DATA
北青山2-5-8 ☎️0120-595-591
営業時間:11:00〜18:00 定休日:水曜日(祝日除く)
ROLF BENZ TOKYOは、ブランドとして世界初のフラッグシップショップとして青山地区に誇り高く佇む家具店です。ROLF BENZはドイツ発のプレミアムな家具メーカー、洗練された質感と高品質な製品にこだわり、その高い職人技術と革新的なデザインは国際的に高く評価されています。
青山地区に進出した狙いは、日本の美意識に対応し上質なライフスタイルを提案することです。洗練された空間を演出する家具は、コレクション名に日本語を取り入れるなど、ヨーロッパの伝統と日本の美意識が融合したユニークなものとなっています。そのためROLF BENZ TOKYOは青山のエレガントな雰囲気と相性抜群です。
店内にはさまざまなコレクションがラインナップされており、シックでモダンなスタイルからクラシックで温かみのあるデザインまで、多彩なニーズに対応しています。またデザイン性に加え、人がいかに寛くつろ げるかを追求し、ソファの座面の硬度をきめ細かく設定し、形を変えられるなど高い機能性を有しています。ROLF BENZ TOKYOは青山地区において、新しいライフスタイルの提案者として注目されています。
DATA
南青山6-4-6 Almost Blue A棟 ☎️03-6419-4321
営業時間:11:00〜19:00 定休日:水曜日(祝日除く)
昭和2年(1927)、イタリア・ミラノ郊外に設立されたカッシーナ社。完成度が高くシンプル&モダンなデザインの美しい製品の数多くが、ニューヨークの近代美術館の永久所蔵品になっています。また、ル・コルビュジエをはじめとする近代建築の巨匠たちが創りだした家具の傑作の数々を現代に蘇らせ、イ・マエストリ・コレクションとして販売しており、世界中を魅了し続けるイタリアのリーディングブランドです。
カッシーナ・イクスシー青山本店の1階の約半分と2階はカッシーナ製品のみの展示で、空間全体が独自の世界観で統一されています。家具のみならず照明やラグなどもすべてカッシーナ。洗練されたトータルコーディネートを見ていると、時間が経つのを忘れてしまいそうです。時代、デザイナーなど異なるものを合わせているとのことですが、とてもバランスのとれた温かみのある空間となっており、よい製品は一つでも存在感があり、また他とも見事に調和する力を持っていることを感じさせられます。
3階はイクスシーブランドで展開するカッシーナ以外のセレクトブランドやオリジナル製品などが展示されています。「インテリア家具は生涯何度も買うものではないですが、毎日手に触れて感じるものなので、些細だけど大切なもの。意外に自分の好みがわからない方も多いと思うので、ぜひ、普段から気軽にお店に立ち寄ってみてください」とメッセージをいただきました。
心地いいと感じるものに囲まれて生活できる幸せをカッシーナ・イクスシー青山本店で感じてみませんか。
DATA
南青山2-12-14 ☎️03-5474-9001
営業時間:11:00〜18:00 定休日:水曜日(祝日除く)
ペルシャ絨毯は高価なイメージがあり、専門店の扉を開けるのは少しばかりためらわれるもの。
絨毯好きの方から厚い信頼を得て、令和2年(2020)に青山骨董通りにお店を構えたライオンラグスで絨毯の選び方やシルクとウールの使い分けを教えていただきました。「 第一に、実用性を考えた素材の提案をしています。 例えば、犬や猫と住んでいれば丈夫なウールがいいですし、リビングで芸術性を楽しむならシルクをおすすめします。あとはデザインで決めて構いません。アートとして単体で完成されているので、基本的に合わない場所はありません。また、絵のように気分で変えるお客さまもいます」
四代続くライオンラグスでは、あらゆる世代の方へ紹介できる商品を、幅広く品揃えしている のも魅力の一つとのこと。修復を重ねれば次の世代、また次の世代と引き継ぐことができます。
失敗なく暮らしのパートナーとなるべき一枚を選ぶために、自宅に絨毯を持っていき、合わせ ることもできるそうです。自分の感性とお部屋で試すことができるのもうれしいサービスですね。
子どももペットも気持ちよく絨毯に寝転がり、心地よさを1番理解されるそうです。
DATA
南青山6-11-1 ☎️03-6712-6088
営業時間:10:00~19:00 定休日:水曜日
銀座線、丸ノ内線、半蔵門線、千代田線、南北線、都営大江戸線など、多くの地下鉄が縦横に走る赤坂・青山エリア。中でも日本初の地下鉄である銀座線の駅はエリア内に5 つもあり、千代田線も3つあります。
そこで今回は、この2 線の主な東京メトロの駅にまつわる特徴、エピソードなどに注目しました。
駅を歩けば時代がわかるといわれるほど、構内の壁面や円柱を利用した広告から、最新、最先端のヒト・コト・モノの情報が発信されている東京メトロ表参道駅。場所柄、中央口改札には、内外の観光客に対応するための旅客案内所が隣接した改札口があり、飲食、雑貨、洋服、化粧品など20以上の店舗が並ぶ駅チカ商業施設Echikaには、地下鉄構内としては珍しいフードコートまであります。
銀座線の表参道駅は長らく「神宮前駅」という名称で、ホームも現在より180mほど渋谷側にありました。その後、昭和47年(1972)の千代田線表参道駅開業に合わせて現在の「表参道駅」に改称、昭和53年(1978)の半蔵門線の開業に伴ってホームを現在の場所に移設されました。
実は、当時のホームはまだ残されており、銀座線に乗って渋谷に向かうと、トンネルの暗闇の中、左側に「神宮前駅」の幻のホームを見ることができます。ぜひ、目を凝らして見てみましょう。
東京メトロでは、ガイドラインに基づきホームドアや昇降設備の整備やホームと車両床面の段差・隙間の縮小など様々な取組みを進めています。東京メトロ青山一丁目駅の特徴は、バリアフリー設備にあります。20人乗りの大型エレベーターを2基設置しており、これは、国際的なスポーツイベントを行う会場の最寄駅であったことから、様々なお客様のご利用を考慮し、整備されました。なお、24人乗り1基を設置する案もありましたが、20人乗りを2基設置した方が効率よく運転できるということで、2基設置に至りました。
地震発生時、電車内や駅構内にいた際の対応についても教えていただきました。「車内に緊急停止のアナウンスが流れたら、安全のため、手すりやつり革などにしっかりとおつかまりください。電車は、駅と駅の間で緊急停止した場合でも、安全を確認した上で、できるだけ最寄りの駅やホームまで運転を続けます」
災害時、パニックになってしまいがちですが、シミュレーションをしておくと、冷静に判断ができそうですね。
乃木坂46の聖地として若者が多く訪れる東京メトロ乃木坂駅。発車メロディは、乃木坂46の楽曲「君の名は希望」で、1番線にはイントロ、2番線にはサビが流れます。1番、3番出入口には時折、ファンが広告主になった乃木坂46のポスターが掲載されます。ファンの方々には大変好評で写真撮影もされており、ちょっとした賑わいを見せています。
乃木坂駅は若者だけでなく、幅広い年齢層の方に利用されています。ご年配は駅に直結している国立新美術館や近くにある山王病院を訪れるために、またファミリーは東京ミッドタウンを訪れるためによく利用されます。
取材対応いただいた田口清陽さん曰く「国立新美術館や乃木神社、東京ミッドタウンへ案内することが多い」とのこと。駅構内や周辺に多くの魅力的スポットがある乃木坂駅にぜひ、足を運んでみてはいかがですか。
旧溜池町(現港区)と旧山王町(現千代田区)の境界にある東京メトロ溜池山王駅は、昨年の1日平均利用者数97,800人、国会議事堂前駅にも乗り換え可能なビックターミナル。駅員さんには英語、中国語の研修を実施、タブレット翻訳機能も活用し、外国人のお忘れ物などの難しい問い合わせにも対応しています。
「お客さまの喜んでいただく姿を見るのが駅員業務の醍醐味です」。穏やかな笑顔が印象的な溜池山王地域区長さんに案内していただきました。
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お問い合わせ
所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課協働推進係
電話番号:03-5413-7272