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更新日:2021年4月9日

赤坂地区の地域情報誌(最新号)

 生き物たちの棲むまちへ

ののあおやま

青山の中心で森の息吹を感じる生き物たちのオアシス

表参道駅と外苑前駅のちょうど真ん中あたり、青山通り沿いから北側に一本奥に入った場所に広がる「ののあおやま」は、令和2年(2020)5月に新設された複合市街地です。「ののもり」と名付けられた敷地内の緑地空間には、ビオトープや芝生広場が整備され、一歩足を踏み入れると、小川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてきて、まるで本物の森の中にいるような感覚に包まれます。「ののあおやま」運営会社・株式会社たりたり代表の水野成美さんにお話をうかがいました。

「ののもり」は、かつて大名屋敷のあった高台の地形や水脈をよみがえらせる形で作られています。多様な生き物が持続的に生息できる豊かな環境の中で、約180種の草木が四季折々に多彩な表情を見せてくれます。

春にはヤマザクラが花開き、優雅で可憐なシャクナゲや、黄金色に輝くヤマブキ、その名のとおりイカリ型のユニークな花を咲かせるイカリソウ、甘い香りを振りまくスイセンなどの花木たちが、寒い冬の終わりを知らせます。そして、その花の甘い香りに誘われてアゲハやツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キムネクマバチやセイヨウミツバチたちが吸蜜にやってきます。

白いお腹に黒いネクタイ模様が特徴的なシジュウカラ、幸運を呼ぶ鳥と言われているツバメやヒヨドリ、美しい緑色の体に目の周りを縁取るような白い輪が特徴的なメジロたちも春の訪れを告げに来てくれるかもしれません。「ののあおやま」には、珍しい渡り鳥たちが立ち寄ることもあるそうです。小さな鳴き声に耳を傾けて探してみると、思わぬ大発見があるかもしれません。

昨年の夏には、東京都(区部)の絶滅危惧1.類に指定されているヒガシニホントカゲが見つかるなど、非常に珍しい希少種も生息していることが確認されています。

芝生広場にはベンチが設置されているので、休憩をしながら、ゆっくりと自然を鑑賞することもできます。おしゃれなカフェも併設され、天気のよい日のお散歩にもぴったりのスポットです。自然の心地良い風が吹く「ののあおやま」で、一緒に春を見つけてみませんか。

青山小学校生きもの部

カエルやトンボもやってくる、命つながる校庭のビオトープ

都会の中心で命に触れる

青空がきれいな平日の午後、青山小学校にお邪魔しました。都会の真ん中にありながら、一歩中に入ると、自然であふれていることをすぐに実感しました。正門から校舎に向かうわずか数メートルに、大きな金魚が6~7匹元気に泳ぐ姿があったからです。
お話をうかがったのは、サッカー部のコーチであり、学校の支援をしている横倉哲男さん。生き物や自然についての知識をたくさんお持ちで、子どもたちの信頼も絶大です。元々学校にあったビオトープの再生や、校庭にある池を使ったメダカやエビなどの水生生物の飼育は、横倉さんが校長先生の許可を得て、ご自身の趣味で始められたそう。その後、保護者の方たちから「部活にしてはどうか」という提案を受け、昨年「生きもの部」ができました。
横倉さんに今まで一番大変だったことは?とお聞きすると「校庭の池の水の流れをポンプで循環させ、環境のバランスを保てるようにしたこと」とのこと。7~8年もかかったそうで、子どもたちと一緒に試行錯誤した努力が垣間見えました。横倉さんご自身も子どもたちから力をもらい、今の活動にとてもやりがいを感じているようでした。

小さな「生き物」が与える大きな「経験」

取材中、人気のカメにはお茶や炭酸飲料などの飲み物の名前を付けていることや、在来種や外来種の違いや特徴などを詳しく教えてくれる子どもたちがいました。自然の生き物や植物と触れ合うことで、子どもたちがイキイキと楽しそうにしている姿は誇らしく見えました。
今回の取材を通して、「命について学べる環境」が子どもたちの身近にあり、その中で一人ひとりが真剣に小さな生き物=命と向き合っていることがわかりました。そして、都会の中心にもたくさんの「生き物」がいるということを知りました。このような自然と触れ合える環境は、大人には小さくても、子どもたちにとっては成長過程で大切な経験になるのだろうと思いました。

みつばちあ 赤坂Bee Townプロジェクト

三密避けて、ミツバチとハチミツを探してみよう

赤坂TBSの本社8階屋上で、6群のセイヨウミツバチを生育する“みつばちあ”プロジェクト。平成23年(2011)4月にスタートし、今春で丸10年を迎えるこの企画の創設者であり、主幹されているTBSCSR推進部の高橋進さんにお話をうかがいました。
高橋さんを環境活動に揺り動かしたのは、平成19年(2007)にノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領の講演や、名古屋で開かれたCOP10(生物多様性条約会議)への取材がきっかけだったそう。そして、すでにパリで始まっていた都市養蜂による環境活動を知り、“みつばちあ”をスタートしました。

ミツバチが住める場所は人も安心して過ごせる場所

ミツバチの活動範囲は半径約2km。皇居や赤坂の氷川神社、青山霊園、区内の街路樹などから花蜜や花粉を集めます。緑豊かで、農薬の心配もいらないこの地域だからこそ、安全で安心なハチミツが採れるそうです。

早速お味見 3種類のハチミツを試食させていただきました。
  • さくら(4月)・・・桜餅のような香りがする、優しく口に残ら
    ない甘さ。桜は、昔から赤坂・青山に根付いた木。花の散
    り始めに蜜が出るため、ミツバチがやってくる。
  • マロニエ(5月)・・・セイヨウトチノキ。こってりと濃厚で、
    がつんとくるコクがある。フランスではこのクセがた
    まらない!と一番人気だとか。
  • 百花蜜(6月)・・・花が少ない時期は、いろいろな花
    のミックスに。庭先の夏みかんやレモンなども入って、
    柑橘類の香りのブレンドでさっぱりした甘さ。

採れたハチミツは、これまで赤坂の飲食店やお祭りなどで限定メニューとして登場。今後の予定も楽しみです。

ミツバチもいる、赤坂に

養蜂を始めてから、赤坂には高橋さんも想像していなかったさまざまな変化が!

例えば、自家受粉しないソメイヨシノにサクランボの実がなったり、TBSエントランスのゴーヤもたくさん採れるようになったり、さらに、イソヒヨドリの美しい鳴き声が聞こえたり。ミツバチが多様な生物を呼びよせ、四季が鮮やかになっています。

ミツバチがいる赤坂から、ミツバチもいる赤坂に向け、これからも多様化する生き物にご注目ください。

コラム ビオトープがつなぐ 人・街・文化

「土地の記憶プロジェクト」から10年を経て

10年前から、青山周辺で「土地の記憶プロジェクト」に取り組む、青山一・二丁目商栄会の市川博一さんにお話をうかがいました。

「企業や複合商業ビルが立ち並ぶ青山通りは、“都会すぎて商店街の風情がない”というのが悩みでした。この問題についてあらゆる角度から考察し、この土地本来の生態系に配慮した自然環境をよみがえらせる、ビオトープ(bio:命+topos:場所)を造ることに行き着きました。環境は人の暮らしをつくり、文化をつくります。青山の自然環境を再生することでその土地の暮らしのあり方をつくる、まちの活動にもぴったりだと考えました」

青山は武蔵野の端にあたり、昔は水場の多い場所。都会から失われた“浅瀬の水辺”をイメージしたビオトープを展開すると、環境教育の一環で造った青山小学校や青山高校の水場に、カエルやトンボが集まってきたのです。そして卵を産み、生命の営みを間近に見ることができるようになりました。

10年が経ち、そうした取組は、「青山小学校生きもの部」や「ののあおやま」にも引き継がれています。土地の記憶を呼び起こすプロジェクトは青山の地に根付いてきているのです。

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 Vol.28 地域で活躍している方々を紹介!! 赤坂・青山 地域の活動

オラクル・ボランティア/
赤坂・青山共育情報局登録団体・日本オラクル株式会社
大山 哲志郎(おおやま てつしろう)さん

赤坂・青山共育情報局登録団体とは、子どもたちを地域ぐるみで見守り、育てる環境を整備する赤坂・青山子ども中高生共育事業に取り組んでいる団体です。同事業をきっかけに、令和元年(2019)から、登録団体である日本オラクル株式会社と赤坂小学校の間で、プログラミングの授業を行っています。

プログラミングの授業に携わることになったきっかけを教えてください。

同じ共育情報局登録団体である赤坂小学校から、パソコンクラブの活動を手伝ってほしいという打診をいただいたことがきっかけです。その後、プログラミングの授業を手伝うようになり、令和元年度から担当の先生と実施計画を作成し、3~5年生にプログラミング授業を行っています。

プログラミングの授業の内容を教えてください。

3~4年生は文字やキャラクターを動かしたり、曲を作ったりと、基本的な内容の習得をめざしました。5年生は環境をテーマにグループごとに課題を調べ、解決策を絵コンテにし、それをプログラミングしてアニメーションを作り、最後は学年全体の発表会を行いました。担任の先生が授業全体を指導され、私たちはプログラミングのサポートをしました。

どのようなときにやりがいや楽しさを感じますか?

児童が友だちといっしょに、楽しそうにプログラミングをしている様子を見ているとうれしくなります。また、自由な発想をもつ児童から学ぶことも多くありました。

大変だと感じていることを教えてください。

ほかの授業に比べて、プログラミング授業は児童からのさまざまな質問に答えるためのサポートが重要だと考えています。このためにボランティアを各回4~5名集める点が一番苦労しました。

今後この活動について、どのように展開していきたいですか?

新型コロナウイルス感染症の影響で弊社も在宅勤務となったことから、今までの形での授業サポートは難しいのが現状です。今後はテレビ会議などで教室とボランティアをつないで授業をする方法も考えています。

在宅勤務が増えている今だからこそ、仕事とボランティアの時間を調整しやすい方も増えていると思いますので、ボランティアを広く募集する仕組みやネットワークがあると、継続的な支援がしやすいのではないかと思います。

よくある質問

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所属課室:赤坂地区総合支所協働推進課協働推進係

電話番号:03-5413-7272