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更新日:2015年4月3日

移築されて今も残る観測機器(東京天文台)

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移設されて今も残る観測機器(東京天文台)

このパネルについて

作成年度:平成25年度

写真提供:国立天文台(NAOJ)

資料提供:国土交通省国土地理院(GSI)

東京天文台は明治21年(1888年)、麻布飯倉の旧海軍観象台の地に設立。初代の台長として寺尾寿が任命された。

明治23年(1890年)から子午儀室をはじめ太陽写真儀室、赤道儀室など次々と増築された。

その後、市街化が進み観測条件の悪化が進み、大正6年(1914年)北多摩郡三鷹村大沢(現在の三鷹市)に移転が始まり、大正13年(1924年)に一段落した。その後の建物・観測機械は東京大学理学部天文学教室の所属となり学生の講義・実習にあてられた。昭和20年(1945年)、戦災で焼失。その跡にバラックが建てられて、昭和35年(1960年)の本郷移転まで、この地に存続した。

日本経緯度原点は明治25年(1892年)に東京天文台の経緯度の観測台である子午環の中心に定められた。その後、大正12年(1923年)の関東大震災で子午環が崩壊したため、昭和36年(1961年)にその位置に金属標を設置し日本経緯度原点を再現した。昭和24年(1949年)、原点数値は測量法施行令で規定され、わが国における経緯度の基準として測量、地図作成等に使用されている。

なお、日本経緯度原点は平成23年(2011年)3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震により真東に27cm移動したことが記され、その数値は同年10月21日に改定された。

(経度:東経139°44′28″.8869、緯度:北緯35°39′29″.1572、方位角:32°20′46″.209)

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